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不動産投資

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私が最初に不動産投資をしたのは、忘れもしない下の息子の出産で妻が実家に帰っていた時で、若干まだ27歳の年であった。

当時我々は宮崎市に住んでいたが、住居は社宅扱いで会社から格安の家賃で庭付き新築の一軒家をあてがわれて、充分満足していた。

しかし将来の事と、当時はまだ土地神話が残っている時期だったので土地が欲しくなり、いつの日か将来妻が薬局を開ける土地ということで、道路沿いの土地を50坪購入した。

勿論そう貯金はなかったが、少し頭金を入れ不動産屋が紹介してくれた信用金庫でその8割の購入資金を借入し購入した。

ところが何と1年も経たないうちに同じ不動産屋が2倍の価格で買いたいと言う人がいるが売らないかと言ってきた。

今から考えると当時は不動産のミニバブルであったようである。

今の私なら即売りの判断をするところであるが、初めての経験でもあり、土地と言うものはどんどん上がるものだと勘違いし売らずにおいた。

しかし、その後は低迷期に入り上がらなくなり、結局その3年後宮崎を離れることになった時に売却した。

結局買値の1.5倍の価格で売却した。

しかし、土地を遊ばせていたし借入金の金利もかかりそこまでの儲けはなかった。

その後、しばらく関西では借家住まいをしていたが、妻の勧めもありマイホームが欲しくなり、32歳の時に新築一戸建ての家を購入した。

ちょうど子供たちがこれから学校に上がる時であり、その後は子供たちに各勉強部屋を与えることが出来た。

その後、数年してワンルームマンション投資をしたくなってきた。

しかし、いろいろ検討したが購入には至らなかった。

しかしそのうち、どんどん不動産の価格が上がっているとのニュースが流れてきた。

やはりあの時に買っておけばよかったと半ば焦りからワンルームマンションを次々に買って行った。

当時「マンションを大根のように買う男」という週刊誌のタイトル記事が載っていたことを思い出す。

私は計4戸だったが、中には何十戸も買う人もおり資産が何十億と豪語する人も現れた。

しかし、株が1989年12月末、日経平均が38916円の史上最高値を付け、その後1990年1月から暴落していったのに呼応し、不動産の方もその辺りから様子がおかしくなって来た。

所謂バブルの崩壊である。

その後、海外物件は売却したが、国内の3物件(東京、札幌、高松)は現在でも所有している。

価格は暴落したものの賃貸物件としては回っている。

当初の借入金も残り少なくなったが、これさえ買っていなければと後悔することしきりである。

東京のマンションは現在息子が住んでいる。

これも何かの思し召しであろうか。


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