全て
| カテゴリ未分類
| 精神的健康
| 身体的健康
| 経済的健康
| アンチエイジング
| 雑感
| 健康長寿食
| タバコ
| サプリメント
| 疾病
| 長生き・長寿
| アクティブエイジング
| 睡眠
| 氣・波動エネルギー
| 日常生活
| 3つの健康
| 運動
| スピリチュアリズム
| 仲人士
| 芦屋婚活アカデミー
| 登録販売者
カテゴリ:疾病
がんに罹っても一家を支える大黒柱の場合、自分の治療だけに専念している訳にはいかない。 愛する家族の生活がかかっているからである。 手術施行の賛否はあるとしても、一般的には医師の指示に従い可能な手術はするのが大半であろう。 その判断は患者に任されるが、手術を選択するにしても再発を防ぐために自分のがん体質を食事・運動・メンタルで変える必要がある。 がんは全身病であり生活習慣病で、がんの部位だけを切除しても生活習慣を変えない限り、また「雨後の筍(うごのたけのこ)」のように他の部位から出てくるという考えがあるからである。 現代医学で考える転移という考えではなく、全身の体質が生活習慣によってがん体質になり、がん自体はその体質を浄化するためのものであるという説である。 正解は定かではないが、どちらにしても医師任せにするのではなく、食事・運動・メンタルの変更をする努力は患者自身が自分で出来る唯一のことである。 そのことを自分なりに勉強し納得して努力をすることが、家族に対する責任を果たすことであると考える。 「自分が積極的に外へ出て行くことで、同じ立場の人を勇気づけたい」と話す榎田さん(鹿児島県の自宅で) 骨のがんと言われる骨肉腫。4月、あごの骨肉腫で左下あごを切除した兵庫県の男性(36)の妻(36)からの手紙を掲載した。男性は顔が変形し、食べるのに不自由する。珍しい病気で情報がない......。情報提供を呼びかける記事に、約60通の励ましのお便りが届いた。 「紙面を拝見し、たまらずペンを執りました。ここまで自分の境遇に似た人に出会うとは。写真すら自分の姿に見間違うほど」 鹿児島県霧島市の海運会社勤務、榎田剛さん(39)は、こんな手紙を送ってくれた。紹介した男性と同じ左下あごの骨肉腫。「手術後の苦労も痛いほど読み取れました」 鹿児島へ飛んだ記者を出迎えたのは、髪をそり上げた精悍な男性だった。自宅の庭で750ccのオートバイを手入れしながら、近くで遊ぶ長男正裕君(14)と長女ひかりちゃん(11)に優しいまなざしを向ける。 「家族と会社の同僚、オートバイが支えてくれた5年間でした」と語り始めた。 2003年春、あごの先にかすかなしびれを感じ、がんがわかった。鹿児島大病院で、左下あごを切る手術と抗がん剤治療を受けた。入院は7か月に及んだ。 毎日帰宅できるようにとの職場の配慮で、長距離トレーラーの運転手から、港で積み荷を運ぶ車両の運転手に配置換えになった。 翌年、上あごへの再発がわかった。上あごを削り、放射線で治療した。その後遺症で左ほおに穴が開き、胸の筋肉をほおに移植して穴をふさいだ。 一昨年、昨年と左肺への転移が見つかり、そのたびに手術を受けた。 受けた手術は計8回。最初の手術で顔を走る神経が切れ、顔の左半分が動かない。左耳も聞こえない。 「食べづらい、話しづらいことが、こんなに不自由だとは」。患者にならないとわからないことがある。だから、病院でもほかの患者に積極的に話しかける。「再発しても『まだ手術で取れる』と思えるのは、仲間の話を聞いたから」 今年3月、右目の上に影が映り、再発の可能性を指摘されたが、先月の再検査で影は消えた。「不安のピークから、安堵の極地に舞い降りた瞬間でした」 休日には子供の一人をオートバイの後ろに乗せ、父子二人、山に泊まりがけのキャンプに行く。「強くて、優しいお父さん。早く元気になって」とひかりちゃん。 日々、心は揺れる。それでも、今日この1日、一家の大黒柱として家族を支える手応えはある。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月10日 07時46分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[疾病] カテゴリの最新記事
|
|