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カテゴリ:疾病
がん患者にとって、抗がん剤の副作用はとても辛いものである。 がんの再発の心配という心の苦しみを背負いながら、抗がん剤の副作用の苦しみに耐えなければならない。 それをカバーしてくれるものは、同じように苦しんだ人の体験を知ることである。 他の慢性疾患でも共通するが、患者友の会など同じ疾病を抱えた患者同士の交流は大切である。 患者間の交流を持つことで、心が癒され、今できることを精いっぱいやろうと思う意欲が沸いてくる。 全国から寄せられた励ましの手紙を一通ずつ読み返す兵庫県の男性(大阪府内の病院で) 「主人は皆さんからの情報だけでなく、励ましの言葉にとても勇気づけられたようです。一つ一つ読んでは、『この人も大変だったんだ』と、ノートにその方の受けた治療方法を書きとめていました。 途中何度か『駄目だ、泣いてしまう』と言って、しばらく涙をこらえる時もありました。抗がん剤の副作用がきついのですが、『返事を書きたい』と言っています」 全国の読者からの手紙を受け取った兵庫県の会社員男性(36)の妻(36)は言う。 男性は昨年11月、骨のがんと言われる骨肉腫(しゅ)で左下あごを切除した。顔が大きく変形し、今も入院して抗がん剤治療を受けている。情報提供を呼びかける4月の記事は、夫を気遣う妻が本紙に手紙を出したのがきっかけだった。 記事に対する読者の手紙を読んだ男性は、目に見えて明るくなった。「病気を受け止めたつもりでも、『なんでおれが』という怒り、もやもやがどこかにあったと思います。どこにもぶつけられなかった」 「前向きに頑張る皆さんのお話を読んで衝撃を受けました。自分が恥ずかしくなった。いったい自分は何をしていたのだろう、と」 再発・転移したらどうなるのか、手術で会話や食事がしづらくなり、社会復帰できるのか。不安は尽きなかった。 足や肩の骨をあごに移植し、再建する方法もあるが、「あごの関節を取っているので、再建手術をしても、そしゃく機能を完全に取り戻すことはできない」と医師に言われていた。 だが、数々の体験談が男性の気持ちを変えた。あごの関節を取っても、骨や筋肉を移植して顔立ちが良くなった人。発音や食事はしにくくても、身ぶり手ぶりを交えて話したり、食べ方や食事内容を工夫したりして元気に働いている人。 「『これは今の自分でもできる』『これは3年後、5年後にはできるかもしれない』と思いながら読みました」 中でも、がん再発のたびに手術を受け、社会復帰している人の話は大きな励みになった。 男性は、上司にも「大丈夫。ちゃんとお前には戻る場所がある」と言われた。 抗がん剤の副作用で、夜中に吐き気と下痢に襲われ、トイレで泣いた日もあった。吐き気は続くが、「落ち着いて対処できるようになった」と話す。 「不安は消えませんが、皆さんのように今できることを精いっぱいやろうと思えるようになりました。道筋を照らす希望をいただき、心から感謝しています」 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月14日 07時35分56秒
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