英語達人塾これは、先日読み終えた斉藤兆史著、「英語達人塾」(中公新書)からの抜粋です。ここに挙げたのはほんのさわりですので、今英語学習をしている人、これから英語学習をしようと思っている人には絶対に読んで欲しい本です。 1.入塾心得 ・基本は日本語:普段から日本語でしっかりものを考える習慣をつけることが大切。 ・継続は力なり:英語には何か特別な習得法があってそれによってごく短期間で身に付くということはまずあり得ない。英語もピアノやバレエと同様、何年も基礎的な訓練を積んで初めて習得できる技術である。 ・英語力は会話力にあらず:「英語がペラペラ」というのはどのレベルのことを言うのか?「ペラペラ」と思われている人の中できちんと英語の文献が読めて学会で通用するような英語を操ることが出来る人はごく一握りだけ。「ペラペラ」程度の英語力だけでは文化的・学術的な意思の伝達は出来ない。 ・目的意識;明確な動悸こそが英語学習の大きな推進力となる。目的をはっきりさせることでそれにかなった学習法が決まる。 2.音読 ・まず発音記号を覚える ・アクセントの位置を確認する ・ゆっくりと音読する 3.素読 ・素読とは―「意味や内容をあまり考えずに同じ文章を何度も音読すること」 4.文法解析 ・文法の学習なくして英語の上達はあり得ない 5.辞書活用法 ・語学力は辞書を引く回数に比例して伸びるものである ・辞書をこまめに引いて英文を精読する訓練を(もちろん、速読も大切) ・達人レベルを目指すのなら、せめて英語辞書の1,2冊はボロボロになるまで引き込む 6.暗唱 ・洗練された名文を暗唱しよう 7.多読 ・雑誌だろうがペーパーバックだろうが、片っ端から読む ・教材選びの基準としては、かなりの速度で読みながら内容が頭に入るものでないといけない(辞書なしでさっと読んで内容が7,8割理解できる程度の英文がよい) 8.丸暗記 9.作文 ・見たことのある英文だけを使って英作文をする ・読書量が限られていると、見たことのある英文も限られてくるのでろくな作文はできない ・読んでいて役に立ちそうな英文が出てきたらノートに書き留めておく 10. 視聴覚教材活用法 ・聞き流し ・物真似発声 ・聴解・書き取り ・反復再生 11. その他の独習法 ・パタン・プラクティス ・英文日記 ・対人英会話練習 ・翻訳練習 ・書写 ・ラジオ英語講座 ・英語の独り言など(「出た!妄想!」(笑)) |