固定費の削減 保険編 2021年3月達成済み
年金2000万円不足問題が話題になってしばらく経とうとしている。特に政治思想的な他意はないのだが、やれる努力はしておくにこしたことはない。という事で、数年前より生活にかかる固定費の削減に努めてきた。私はこう言った書き込みや公言は、基本的に概ね事後報告としている。事後報告にする理由は世の中には暇な人間と言うのが一定数存在するからだ。ここで言う「暇な人間」と言うのは人が努力しているのを見て、「そんなチマチマした事をやってんの~ぉ(笑)?」とか、「そんな事しても意味ないじゃーん(笑)。」等と言ってはやる気を削いでくる人間の事だ。有言行動にしてしまい、そう言った言葉を貰って自分のやる気が削がれてしまっては実りがない。故に周囲には黙って行動をする事にしている。ここで、やってきたことを振り返っておきたい。若い時にずいぶんと情報弱者だった故に無駄が有った事は認めざるを得ない。また、契約当時は削減可能な選択肢が少なかった為、コスパの悪い契約を契約せざるを得なかった部分もある。時代の変化につれ選択肢も変わり、価値観も変わった。それを最適化すると言う事で生活にかかる固定費の削減が行動の趣旨である。まず、見直しを行いたい固定費項目は以下の通りだ。--------------------------------------1)民間の生命保険-1 14,187円/月2)民間の生命保険-2 9,523円/月3)携帯キャリアの見直し-1 9,660円/月4)携帯キャリアの見直し-2 5,200円/月5)項目X 3,515円/月6)Yahoo!プレミアム 398円/月-------------------------------------- 合計金額)42,483円/月--------------------------------------年間支出額)42,483円×12か月=509,796円--------------------------------------以上を削減のターゲットとする事にした。まず、「1)」「2)」の民間の生命保険であるが、私の場合これは全カットである。「1)」については貯蓄型の生命保険だったが、そもそも何故、保険と貯蓄を一つにする必要があったのだろう。貯蓄は貯蓄。保険は保険。そもそも、一般の日本国民は極めて強力な保険に加入している。「国民皆保険」というものだ。この「国民皆保険」の自己負担額は上限付きの原則3割負担となっている。「国民皆保険」加入者の職業分類にもよるが概ね下記に分類される。--------------------------------------会社員・公務員:健康保険自営業者・個人事業主:国民健康保険高齢者:後期高齢者医療制度--------------------------------------病気やケガにかかる治療費の支払いは、窓口負担が原則3割となる。また、高額療養費制度というものが存在しており、これが前述の上限と言うものになる。どういった内容かと言うと、---------------------------------------------------------ひと月にかかる医療費の自己負担額が高額になった場合にのみ、自己負担額を超えた分の払い戻しが可能となり払い戻される。---------------------------------------------------------というものだ。何らかの罹患に至って「限度額適用認定証」の申請を行っておけば病院への自己負担限度額は約10万円/月ほどになる。以上を踏まえると、「預貯金があれば民間の医療保険は不要」と言う結論に至る。では、どれくらいの預貯金があれば「民間の医療保険は不要」と言えるのだろうか。概ねではあるが、100万円で良いそうだ。よくよく考えてみれば私が民間の医療保険に入った27歳の時点で預貯金残高は100万円をとうに超えていたと記憶している。そもそも、私に民間の医療保険は不要だったという事になる。情報弱者だった事が悔やまれるばかりである。以上の理由から「1)」と「2)」は解約を行うこととした。「1)」「2)」について、これまでの支払総額と払戻金を確認しておこう。1)民間の生命保険-1---------------------------------------これは、ひと月当たり14,187円の出費であった。(もはや、浪費と呼んでも問題ないかもしれない。)年間支出にすると、14,187円×12か月=170,244円となる。結構な出費だ。支払い期間は8年2ヶ月となるので支払総額は14,187円×98ヶ月=1,390,326円となる。結構払ったらしい。それに対して払戻金は243,200円だったので、1,390,326円-243,200円=1,147,126円で1,147,126円の損失だ。ちなみにこの金融商品の加入で役に立ったことは一切ない。「満期まで払えばもっと払戻金が発生したのでは?」という意見もあるのだろう。では、満期まで払い続けたらどうなっていたのだろう。以下に示したい。残りの支払い期間は303か月となる。支払い額は14,187円×303か月=4,298,661円となる。それに対して、払戻金は2,053,600円となるので、4,298,661円-2,053,600円=2,245,061円224万の払い損が出ていたことになる。やはり早めにカットして良かったという結論になる。---------------------------------------------------------さて、次の項目に移ろう。2)民間の生命保険-2--------------------------------------- こちらは満期まで支払ってしまったケースである。支払額は、ひと月当たり、9,523円であった。年間支出は9,523円×12か月=114,276円となる。支払期間は10年満期契約だった。支払い額:9320円×10年×12ヵ月=1,154,400円満期払戻金:1,000,000円掛捨額:154,400円という事なので、損失額は154,400円となる。---------------------------------------------------------「1)」と「2)」を合わせた一か月の支出は14,187円+9,523円=23,710円となり、年間支出は170,244+114,276=284,520円となってしまう。損失額は、1,147,126円+154,400円=1,301,526円となった。仮に私が契約時に無一文であったとして、都道府県共済などで上記を対応出来ていたら、支払合計の式は下記のようになる。2000円/月×12か月×10年=240,000円1,301,526円-240,000円=1,061,526円106万も必要のないリスクを負ったという事になる。---------------------------------------------------------例えば、上記の損失額を利回り7%の運用で行ったとすると以下の様になる。ひと月当たりの積立金:8,846円期間:10年利回り:7%最終積立額:1,531,108円---------------------------------------------------------また、「1)」と「2)」の月々の掛け金を素直に同じ条件で積み立て運用を行った結果が下記である。ひと月当たりの積立金:23,710円期間:10年利回り:7%最終積立額:4,103,841円---------------------------------------------------------相当な機会損失を被ってしまった10年間となった。携帯料金については未達の項目もあるので、別の投稿で記述を行う様にしたいと思う。今回参考になった書籍【電子書籍】本当の自由を手に入れるお金の大学【電子書籍】[ 両@リベ大学長 ]楽天で購入いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」【電子書籍】[ 後田亨 ]楽天で購入【紙の書籍】本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]楽天で購入いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 (講談社+α新書) [ 後田 亨 ]楽天で購入