230194 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

New Movie Plus -Harry Potter / Narnia-

THX

THX -Creative Technology-




THXとは、ルーカス・フィルム社のシアター・オペレーション部門による、映画館の標準規格です。
この規格は、制作者が意図した音響を忠実に再現することを目的としています。

ジョージ・ルーカスは、「スターウォーズ」でドルビーサウンドという立体音響システムを採用し、映画の製作過程でスターシップが前後左右に動く音響を完成させました。しかし、一般の劇場に足を運んでみると、せっかく作ったワクワクするような音響が再生されていませんでした。この事件を機にルーカスは映画館の標準規格を作り、この規格をクリアーした劇場にTHXマークを与えるという構想を立てました。

THXの認定を得るためには、基準を満たすように劇場の設計と施工を行い、ルーカス・フィルムの検査を経て、THXシアターに認定されます。認定後も、上映管理プログラムのTAPにより、定期的に劇場の検査が行われます。

現在、欧米では、同じ映画が上映されていてもTHX映画館のほうが集客能力があります。これは、観客ができるだけ制作者の意図に忠実に上映を行っている映画館を選択しているからです。残念ながら日本人は欧米ほど成熟していないためTHX映画館は普及していません。

なお、THXは、劇場での成功後、ダビングステージからレーザーディスクまで、映画に関するさまざまなものに標準規格を設けています。



▼THXシアターの認定基準


1. 劇場内に空調による風切り音などの雑音がないこと。

THXのトレーラーなどに、「THE AUDIENCE IS LISTENING」という一文があります。「聴衆は聴いている」ということですが、聴衆は静音響(無音)を聴いてい る、という意味になっています。 THXでは、静かさこそが質の高い音響空間の基本であるとして、暗騒音 レベルをNC30以下と定めています。





2. 劇場外からの雑音がないこと。

隣接する劇場、ロビー、映写室からの雑音を、完全に遮音するように設計されています。





3. 劇場内の残響音が規定範囲内であること。

会話の音節を明瞭にし、フラッターエコーが発生しないように、劇場内の 残響時間を制限しています。また、サウンドトラックを生かして、場面ごとに異なる音響空間が作れるように、劇場の音響特性をニュートラルな状態にしています。





4. 最後列中央部からの視野角度が基準内であること。

シネマスコープ時の最後列中央部からの視野角度が、25°から30°の間になるように設計されています。





5. 画像のゆがみを防ぐために、映写機は中央に設置されています。





6. 音響機材が定められた基準以上であること。

THXに認定された音響機材を使用し、サウンドトラックの最大レベルが、 再生システムの可聴歪レベル以下になるように、システムが設計されています。





7. スピーカーの設置位置と設置方法が適切であること。

スクリーン・スピーカー(サブ・ウーファーを除いたスクリーン裏のスピーカー)は、THXエレクトロニクスクロスオーバーによるバイアンプ方式で駆動されています。これは、ホーン(高域用)とウーファー(低域用)に別々のアンプを使用して、 低域及び高域での歪みを少なくするものです。 なお、スクリーン・スピーカーとサブ・ウーファーは、THXの推奨するバッフルボードに取り付けられています。 サラウンドスピーカーは、拡散率の良いスピーカーを拡散方向を重ね合わせるように数多く使用して、方向性のない音で聴衆を包み込むように設置されています。













Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.