MUSIC SURF MAGAZINE

2005/02/16(水)23:22

ブランドン・ロス/コスチューム

ジャズ(36)

待ちに待ったニューヨークの黒人ジャズギタリスト「ブランドン・ロス」の初リーダー作。 カサンドラ・ウィルソンのブルーライトから始まる一連の名作を手がけ、一躍有名になったギターの名手! この人、経歴はかなり長く、なぜ今までリーダー作がなかったのか不思議なくらい・・ このアルバムは、カサンドラ・ウィルソンの名作をさらに発展させた様な感じ・・ ギターはアコギ中心で、ガンガン弾くタイプとは全く異なり、音数はかなり少なく、弦の余韻まで堪能できます。 洒落たカフェで流れていても、シックリくる佇まいなのに、じっくり聴けば、かなり官能的でアヴァンギャルドな音・・・ また、2曲ほど彼が歌っていますが、この歌声が痺れるくらいウットリ、シットリです。 そして、素晴らしいのが、ブランドン・ロスのギターと絡む武石務の奏でるベース! 彼は日本では無名ですが、アメリカでは、かなり名の知れたベーシストだそうです。 曲目は、 1.ANOTHER APPROACH 2.NO WONDER 3.PEACE FLOWS 4.RACE FACE 5.DRY LIPS 6.I AM THE LIGHT 7.SEPTEMBER SKY 8.ONE SOLAR YEAR 9.TWELVE GATES TO THE CITY 10.ANTHEM FOR A NEW WORLD 今、最も注目すべきミュージシャンではないでしょうか

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