ＭＵＳＩＣ　ＳＵＲＦ　ＭＡＧＡＺＩＮＥ

1986年10月16日セントルイスでの60歳記念ｺﾝｻｰﾄを中心としたﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ映画です。
監督は、「愛と青春の旅立ち」のﾃｲﾗｰﾊｯｸﾌｫｰﾄﾞ。
ｼﾞｮﾝﾚﾉﾝのｺﾒﾝﾄで、本編が始まります。
ｺﾒﾝﾃｲﾀｰとして頻繁に出てくるﾘﾄﾙﾘﾁｬｰﾄﾞとﾎﾞ･ﾃﾞｨﾄﾞﾘｰの掛け合いは、異常にテンションが高くて、メチャ面白いです。
また、ﾌﾞﾙｰｽｽﾌﾟﾘﾝｸﾞｽﾃｨｰﾝのEｽﾄﾘｰﾄﾊﾞﾝﾄﾞは、若い頃にﾁｬｯｸﾍﾞﾘｰのﾛｰﾄﾞﾊﾞﾝﾄﾞとして日雇いで競演したそうで、その時の様子を、子供が興奮しているかの様に、熱く話しています。（ﾌﾞﾙｰｽｽﾌﾟﾘﾝｸﾞｽﾃｨｰﾝは、今ではﾎﾞｽと呼ばれていますが、彼にしてみれば、チャック・ベリーはヒーローなのですね）
また、映画のﾊｲﾗｲﾄのﾊﾞｰｽﾃﾞｰｺﾝｻｰﾄのﾒﾝﾊﾞｰとして採用されたのは、
キースリチャーズ
ジョニージョンソン
ジョーイスパンビナート
スティーヴジョーダン
チャックリーベル
ボビーキーズ
イングリットベリー
で、エリッククラプトンやロバートクレイが、ｹﾞｽﾄ参加してたりします。

バンドを仕切っているのは、キースリチャーズなのですが、キースはチャック・ベリーに完全に食われています。
チャック・ベリーのテンションの高さやアナーキーさは凄まじく、キースが真人間に見えるほどです。
ｼﾞｮﾝﾚﾉﾝはこうｺﾒﾝﾄしています。
　　「彼は私のヒーローだ」
と・・
神様のヒーローですから、悪いはずはない！