怒りが出てきたとき「怒らない」を選択できる人になろう! ~「怒り」について深掘り⑧~ 2022.5.31
これまで「怒り」についてまとめてきましたが、怒りの感情の理解になったでしょうか。怒りは強いエネルギーですが、怒ってばかりだと建設的な人間関係は積んでいけないでしょう。なので、今回は「怒りが出てきたとき怒らない方を選択する」というテーマで、怒りの感情について見ていきましょう。 怒りが出る2つの側面 まずこれまでのおさらいで、怒りの感情が出てくるときの2つの理由を見てみましょう。 ①ルールが破られたとき②痛みを感じたとき 「①ルールが破られたとき」は、自分が大事にしているルールを破られたときに怒りを感じます。自分の中では「○○すべきだ」と思っていることがされなかったときに怒りは出てきます。たとえば、「時間は守るべきだ」と思っているのに遅刻されたとき、怒りの感情が出てきます。 「②痛みを感じたとき」は、怒りの下に悲しみがあるパターンです。たとえば「あなたは太っている」と言われたとして、自分が太っていることを誇りに思っていれば怒りは出てこないでしょう。けれども「太っている=ダメなこと」と、痛みを感じている場合は、「何でそんなことを言うんだ!」と怒りが出てくるのです。 怒らない方を選択する 爆風のような激怒を選択するような怒りは、実際にそんなにはありません。怒りの感情は反応する感情ではありますが、そこには選択肢があります。怒りの感情が出たときに、冷静になぜ怒りが出てくるのかを、前述した2つの角度から見ることが必要です。 そして、怒っても怒らなくてもいいことは、怒らない方を選択することです。明らかに不当に扱われたり、契約や約束を反故にされたときなどは、相手に怒りを示すことも必要でしょう。 しかし、常に怒っていてもよくならないし、消耗してしまうだけです。不都合や思いどおりにならないことはたくさんあるため、怒っても怒らなくてもどちらでもいいものにはスルーしたり、流したりすることです。 怒りの選択の練習を続けていくと、怒りの感情のスイッチが入ったときに「これは怒りを選択するものなのか、そうではないものなのか」と判断ができるようになります。誰かを攻撃するために怒りの感情はいいツールですが、そればかり使っていると人間関係はすぐ壊れてしまうでしょう。 「これはどういう意味なのか」を考える人になろう! 怒りは反応の感情であるため、それに反応すると心は呑み込まれてしまいます。そのため、まず怒りが出たら、それに反応せずに一度その感情を見れるかどうかが大事なのです。 怒りによって、自分のエネルギーをネガティブに使いたいのか、それとも建設的にポジティブに使いたいのか、自分のエネルギーの使い方にも選択肢があります。 怒りの感情は嫌な感情だと思い、多くの人が避けようとします。けれども、怒りを上手に処理することで、情熱やあなたのエネルギー源となるのです。怒りの感情をよく見ると、その中には自分の価値観によって反応が生まれているのです。 日常で見知らぬ人やランダムに怒りを感じたとき、「これはどういう意味なのか」と考えることが、怒りを処理するために必要な一歩目です。怒りが出てきたときは「そうくるか」と言って、すぐに反応しないことです。そして、そのエネルギーを避けるわけでもなく、怖れるわけでもなく、「どう使うか」ということにフォーカスすることが大切なのです。 いかがだったでしょうか? 今回は「怒りが出てきたとき怒らない方を選択する」というテーマでお届けしてきました。 世の中には怒りがたくさんあります。それは怒りが強いエネルギーのため、感じやすく、人に伝播しやすいからです。しかし、いちいち怒っていては疲れてしまいます。「怒らない」という選択をするだけで、感情のエコになり、無駄なエネルギーを使わなくてすむようになるでしょう。なので、自分の怒りと上手に付き合っていきたいですね。 さて明日は怒りについて「番外編」をお送りします。お楽しみに! それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考】・勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube・Ken Honda 本田健ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!いつも応援クリック、ありがとうございます♪