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カテゴリ:読書記録(小説・その他)
今回もアンソニー・ロビンズの本をまとめていきます。
前回に引き続き、「ネガティブな十の感情」について、まとめていきたいと思います。今回は、ネガティブな十の感情の後半5つの役割を説明していきます。では、いってみましょう。
⑥失望―「裏切られた、チャンスを逃した」時に感じる“圧倒的な感情”「失望」は、打ちのめされたような感じになります。欲求不満より危険な感情といえるでしょう。
失望からのメッセージは、「あなたが期待していること(目指していた目標)は実現しそうにないので、今の状況に基づいた予測を立て、新しい目標に向かって方向転換をするべき時が来た」ということです。
失望の解決策は、5ステップあります。 ①現状から学ぶ ②新しい目標を設定する ③結論を急ぎすぎていないか ④さらなる忍耐を心がける ⑤将来への積極的な姿勢を身につける
究極の失望感は、次の「罪悪感」で表現されます。
⑦罪悪感―“同じ間違い”を犯さないために手を打つ「罪悪感」は、後悔や良心の呵責などの感情です。
罪悪感は、あなた自身が最も重要な規範を破ってしまったことを伝えています。今後、同じ間違いを犯さないために、ただちに手を打つべきだということを教えてくれています。
罪悪感の解決策は、2ステップあります。 ①自分のルールを破ったことを認める ②同じ行動をとらないことを誓う、繰り返さない。
罪悪感は、「変化につながる行動」への駆り立てなのです。そして、自分のルールを破り続ける人が感じるのは「無力感」です。
⑧無力感―「今のスキルは、必要なレベルに達していない」「無力感」は、「できて当然」のことができなかったときに出てくる感情です。「自分は取るに足りない人間だ」と感じます。
無力感からのメッセージは、「今のところあなたのスキルは、仕事に必要なレベルに達していない」です。
無気力の解決策は、3ステップです。 ①力不足か、ものの見方の違いかを自問自答する ②完璧を目指すのではなく、向上心に目を向ける ③少しの向上心を目指す
無力感から、問題が手に負えないと思った時に感じるのが「重圧感」です。
⑨重圧感―「自分の最優先事項を考え直せ」というメッセージ「重圧感」は、悲嘆、憂うつ、絶望などの感情です。
重圧感からのメッセージは、「今の自分にとって何が一番重要なのか」という質問です。
重圧感の解決策は、 ①何がとくに重要か紙に書き、優先順位の高い順に並べる ②優先順位の高いものから取り組む。やり遂げると勢いもつく ③精神を集中する の3ステップです。
⑩孤独感―「人とのつながり、絆を築け」というシグナル多くの人が最も恐れているのは、「孤独感」です。寂しさ、孤立感、心底寂しいといった感情です。孤独感を裏返すと「人とのつながり」を求めようとする感情です。
孤独感の解決策は、3ステップです。 ①どういう人間関係を求めているか明確にする ②気持ちを上げる ③行動し、つながりを探す。そして絆を築く
以上が「ネガティブな十の感情」の役割です。
どのネガティブな感情にも、メッセージが込められています。解決策をおこない、前向きに生かす5つのステップ(前々回のブログ参照)で、ネガティブな感情に「プラスの意味」を見つけ出します。そして、考え方、コミュニケーションスタイル、行動をよりよく変える「きっかけ」を与えてもらうのです。
ネガティブな感情は、雑草なようなものです。「もっと有益で、健康な苗を育てるには、雑草は抜かなければならない」のです。
ネガティブな感情をマスターしたら、次はポジティブな感情です。感情をマスターするためには、「有益で健康な苗」を育て、「豊かな収穫」を得る必要があります。次回は、心で大切に育てたい、ポジティブな十の感情をまとめていきたいと思います。お楽しみに。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】 アンソニー・ロビンズの運命を動かす 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ] アンソニー・ロビンズの自分を磨く 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]
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Last updated
2021/07/12 06:00:10 PM
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