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テーマ:暮らしを楽しむ(383605)
カテゴリ:自分の考えまとめ
物事を対義語で考えてみると、自分にゆとりを与えてくれると思います。それは、対義語を見てみることで、偏った感情を和らげれると思うからです。
たとえば、「ネガティブな部分を見たら、ポジティブな側面がないか、探してみよう」と考えることで、ネガティブな感情を和らげれると思います。
今回は、対義語でものを考えてみることは、どんな効果があるかを見てみたいと思います。
対義語で時代を見てみる今から10年前の2011年に、ベストセラーになった本は、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」や、長谷部誠さんの「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」などです。
これらのキーワードは「整頓」「整える」です。
2011年に起こった大きな出来事は、東日本大震災です。この大きな震災は、混沌とした世界をつくり出しました。この「混沌」の対義語にあるのが、「秩序」です。
つまり、混沌とした世界に対して、人間の心は、整えることや整頓することを求めていたのです。
また、不況になるとビジネス書が売れるといいます。昨年も、在宅ワークや外出自粛などの影響で、本を読む時間が増え、ビジネス書の売上も伸びたそうです。
これは、不況の中で「何かに頼りたい」「何かに導かれたい」と精神的な支えを求める表れだといいます。
その時代を表す言葉の対義語を考えてみると、その時代に何が求められていたのかがわかります。そして、それはこれからの時代を予測することにもつながるでしょう。
比較対象がないとその価値がわからない人間は、苦痛を伴わないと、変化を起こせません。これ以上、我慢できないというところまでこないと、変わると決心できないのです。
人間は大きなチャンスが目の前にあっても、今この瞬間に行動を起こすことのほうが苦痛です。これが「また明日やろう」「来週から始めよう」「落ち着いたらスタートしよう」になってしまうのです。
我慢の限界とは、いい換えるとネガティブの極地です。このネガティブな状態という比較対象があったからこそ、ポジティブのよさがわかったといえるでしょう。
「まずい」を知ったから、「うまい」がわかった。「嫌い」を知ったから、「好き」がわかった。「不幸」を知ったから、「幸福」がわかった。
悪い状態を知ったから、良い状態が理解できたといえます。病気になったときに、健康のありがたみがわかるのと一緒です。
つまり、「混沌」が存在したからこそ、「整頓」や「整える」の価値がわかったいえます。けれども、それだけの経験をしないと、人間はわからない生き物ともいえるでしょう。
今を対義語で見てみる・「短期的⇔長期的」 ・「動的⇔静的」 ・「ポジティブ⇔ネガティブ」
対義語を考えてみると、違った角度で見ることに役立ちます。長期的な計画があるからこそ短期的な計画があります。動的な楽しみ方もあれば、静的な楽しみ方もあるでしょう。
対義語を見ると視野が広がります。それでは、現在のあなたの状況は、どんな感じでしょうか?
「忙しい」「満足している」「もっとやれる」などなど、人それぞれ、十人十色、さまざまな状況があると思います。
これを対義語で考えてみると、どうでしょうか。
・「忙しい⇔すごい暇」 ・「満足している⇔不満・不足している」 ・「もっとやれる⇔もうやれない」
忙しいと、自分の時間がなくなったり、逆に暇すぎるのもつまらないでしょう。「ヤーキーズ・ドットソンの法則」があるように、適度なストレスがパフォーマンスを高めます。ここからは、ほどほどの良さがわかります。
また、満足していれば、現状に感謝できるのではないでしょうか。不満や不足していたときと比べれば、ありがたみがわかるかもしれません。もっとやれると思えることもあれば、もうやれないこともあるでしょう。
今の現状を対義語で見てみることで、感謝できる部分と改善できる部分があるのだと思います。適度な状況にチューニングできるように、対義語で考えてみるのも方法ではないでしょうか。
いかがですか? 今回は、対義語でものを考えてみることを見てきました。
夜があれば、昼があります。雨の日があれば、晴れの日があります。どちらの状況も、ただ起こっているだけなので、すべて出来事はニュートラルな存在なのです。
それに、どう意味をつけていくかで、人生をよりよくしていく工夫になるでしょう。対義語で見る方法も、出来事を中立に見る工夫なのだと思います。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【創生陸玖の小説集@note】
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Last updated
2021/06/02 07:30:06 AM
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