037048 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

~創生陸玖の『Learning Journey』~

2021.08.16
XML




 今回は、リチャード・バック著『かもめのジョナサン』を読み終えたので、読後からの自分の考えをまとめたいと思います。

 

 この本は、かもめのジョナサンが、「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求める物語です。この本を読もうと思ったきっかけは、著者の名言が好きだったらからです。その名言についても、以前のブログでまとめています。

 →​(「リチャード・バック」2021年1月28日記事)

 

「自分の枠」を狭めていないか

『人生に何かをもたらすためには、それがすでにあると想像すること』

 

 これが以前紹介したリチャード・バックの名言です。そして、小説の中でも同じようなことを主人公のジョナサンは、師匠から言われています。

 

「まず、自分はすでにもうそこに到達しているのだ、ということを知ることから始めなくてはならない……」(p.88

 

 この2つの言葉から、人生に何かをもたらすためには、「すでにある」「もうそこに到達している」と自分の中でイメージを持っていることが大切です。

 

 小説の中では、それに加えてこのような言葉もあります。

 

「自分のことを、限られた能力しかもたぬ肉体の中にとじこめられている哀れな存在と考えるのをやめること」(p.88

 

 つまり、まず理想のイメージを持つ前に、自分の限界を自分で決めていないか、と自分に問わなければならないのです。「自分の枠」に、心がとらわれていないかを知る必要があるのです。

 

「飛ぶ歓び」とは?

 この「自分の枠」であるリミッターを解除したことによって、ジョナサンは速く飛べるようになっていきます。そして、今度はジョナサンが師匠の立場になって、弟子に伝えていくようになります。そこから印象に残った言葉を3つ書きたいと思います。

 

「彼らもみんな特別な、才能に恵まれたカモメかね? きみたちと同じなんだ。わたしとも同じなんだ。ひとつ違うのは、たったひとつだけ違ってるのは、彼らは本当の自分というものを理解しはじめていて、そのための練習をすでに始めているということだけなのだ」(p.125-126

 

「きみはみずからをきたえ、そしてカモメの本来の姿、つまりそれぞれの中にある良いものを発見するようにつとめなくちゃならん」(p.137

 

「きみの目が教えてくれることを信じてはいかんぞ。目に見えるものには、みんな限りがある。きみの心の目で見るのだ。すでに自分が知っているものを探すのだ。そうすればいかに飛ぶかが発見できるだろう」(p.139

 

 この3つの言葉から、「本当の自分」「本来の姿」「心の目」が共通しているものだと思います。これは、「自分らしさ」と言い換えられるでしょう。

 

「本当の自分というものを理解しはじめていて、そのための練習をすでに始めている」

 

 これが変化であり、本当の自分になることです。つまり、自分らしさに戻ることが、「飛ぶ歓び」につながるのです。

 

 また、「それぞれの中にある良いものを発見するようにつとめる」とありますが、これは「長所伸展法」のことだと思います。「本来の姿」とは、あなたが得意で好きなことをやっているイキイキとした姿なのです。

 

ジョナサンにとって愛とは?

 ジョナサンの師匠は、最後にジョナサンに次のような言葉を残しています。

 

「ジョナサンよ。もっと他人を愛することを学ぶことだ。よいか」(p.93

 

 そして、師匠であるチャンはいなくなっていました。これが彼の最後の言葉です。

 

 ジョナサンは、それから弟子を持ち、その弟子に愛について語っています。

 

「彼らが自分自身を見いだす手助けをするのだ。わたしのいう愛とはそういうことなんだ」(p.137

 

 ジョナサンにとって愛とは、「自分自身を見いだす手助け」なのです。それは、「自分らしさ」をとり戻すための手助けと言い換えられるのではないでしょうか。

 

 他にも、ジョナサンの言葉に、「憎しみや悪意を愛せないのは当然だ」「そのところをのみこみさえすれば、それはそれで楽しいことなのだよ」とあります。

 

 ジョナサンの愛は、「この世界に憎しみや悪意は必ず存在するが、それを理解して、人に自分自身を見いだす手助けをすることが楽しいんだよ」と言っているように思えます。

 

「清濁併せ吞む」、そしてその中で自分らしさに戻る手助けをする、これがジョナサンの行きついた「愛」であり、「生きる歓び」なのだと思いました。

 

 

 いかがだったでしょうか? 今回は、『かもめのジョナサン』を読んで、そこから自分の考えをまとめてきました。

 

 結論は、この小説はカモメの世界に例えた、人生哲学を話している物語だと思いました。とても読みやすい本なので、おすすめの一冊です。

 

 また他の小説は読んだら、感想まとめをしたいと思いますので、楽しみにしていてください。

 

 

 それでは読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

【参考文献】
・リチャード・バック(2021年1月28日記事)

・かもめのジョナサン完成版 (新潮文庫) [ リチャード・バック ]







にほんブログ村 本ブログへ
ブログ村の「本ブログ」のランキングに参加中です!
いつも応援クリック、ありがとうございます♪



【読書記録@インスタ】
​●創生陸玖インスタ

【創生陸玖Twitter】
創生陸玖Twitter




















最終更新日  2021.08.16 08:35:45
コメント(0) | コメントを書く


PR

X

プロフィール


創生陸玖

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

サイド自由欄

ブログ村のランキングに参加中です♪
PVアクセスランキング にほんブログ村

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.