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~創生陸玖の『Learning Journey』~

2021.09.03
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 さて今回は、『独学大全』を読んだので、その中から「自分の気づき」をまとめたいと思います。

 

『独学大全』の本を知っていますか? 去年、発売された本ですが、55個の独学の技法が書かれている本です。ページ数は700ページくらいあって、昔の電話帳みたいな本です。

 

 700ページありますが、決して読みづらいわけでもなく、楽しく読めると思います。それは、「無知くんと親父さん」という師弟の会話が、所々で入っていて、それがこの本の飽きさせない工夫なのだと思いました。

 

 今回は、その『独学大全』から自分が「なるほど~」と思ったところをまとめたいと思います。では、いってみましょう!

 

Inspiration never dies

 まず、この本での気づきは「ブラウジング」という言葉です。

 

「ブラウジング(browsing)」=書棚に向かい合い、棚に並んだ書籍の背表紙を見て回ること。

 

 このブラウジングについて、次のように書かれています。

 

『この伝統的な(悪く言えば原始的な)方法は、なかなかバカにできない。自分の背丈を超える高さまでぎっしりと棚に並んだ、ある分野に属する一群の書籍と対峙し一望することは、今でも特別な知的経験である。自分で思いつく検索キーワードだけでは出会えない書物、気付かないアイデア、見ることのできない世界が、ブラウジングによって開かれる。』(p.343-344

 

 なぜこのブラウジングが、自分の気づきになったかというと、最近行った本屋で、この書かれたような体験をしたからです。本屋の書棚を、何気なく見回していると、アイデアや気づきに出会うことがあるのです。

 

 また買った本を、本棚に並べて何気なく眺めていると、「これから自分が探求していくテーマはこれだな」っと、気づくことがあります。どちらも、ただ眺めているだけなのですが、そこからインスピレーションをもらえるのです。

 

 つまり、知的経験というものは、案外身近なところにあるのだと思います。本屋や図書館などに行って、本の表紙や背表紙を見て回るだけでも、自分の中に小さな刺激を起こせるのです。

 

思考を回そう!

 この本で「考えること」について書かれている部分があります。ちょっとそこをチャートで、簡単にまとめてみます。

 

「テキストを読む → 気になるところに線を引く → それについて考える → 自分のコメントをする」p.517

 

 これが、「考えること」を手順化したものです。これは必ずしもテキストだけに限らず、人の話であっても、音声であっても、同じことだと思います。ここでのポイントは、それについて考え、自分のコメント(考え)を残すことです。

 

 そして、線を引いた場所を、別のノートに写したり、パソコンやスマホに打ち込んだりする「抜き書き」というものがあります。これには、2つの効用があります。

 

①記憶/想起の手がかりになること

②抜き書きした言葉を核にしてある種の「結晶」が成長していくこと(p.517

 

 ちょっと長いですが、印象に残った言葉が次です。

 

『抜き書きを年の単位で続けていくと、書き溜めていくほどに、自分のやっていることは、単にどこかで使いたい言葉を収集しているだけではないことに気付くだろう。

 もともと、抜き書きは、言葉を取り扱う者すべてにとって、伝統的な基礎トレーニングであると同時に、重要な自己陶冶(self-cultivation)の方法だった。大げさに言えば、彼らの精神は、書き抜いた言葉によって、そして何を抜き書けするのか、それによってどんな人間になろうとするのかを決める選択によって、形作られたのである。

 抜き書きノートは我々の認知能力を拡大する外部足場となり得る。抜き書きノートを読み返し、されに思いついたことを書き加えることを繰り返す時、あなたは自分の脳一つで考えているのではない。あなたが抜き出した元のテキストを書いた先人たちと共に考えているのだ(=私淑)。

 こうして続ければ続けるほど、この抜き書きノートは、あなたの生きた知的財産となる。』(p.518

 

(↓補足)

・「陶冶(とうや)」=人間の持って生れた性質を円満完全に発達させること。人材を薫陶養成すること。

・「私淑(ししゅく)」=直接に教えをうけてはいないが、その人を慕い、その言動を模範として学ぶこと。

 

 印象に残った言葉や、心に残った言葉をノートなどに書き溜めておくことは、「知的財産」になるのです。そして、その書き溜めたものを、後で見返し、考えることで、思考の循環になります。

 

 著者は、これは決して言葉のコレクションをしているのではないと言います。その言葉を抜き書きすることで、「どんな自分になりたいか」を書き溜めているのです。

 

『独学大全』からのプチ学び

 最後にこの本から2つの学びを紹介します。

 

・「チャーチルの文の解剖の練習」=かなり長い文を黒、赤、青、緑のインキを使い、主語、動詞、目的語、関係節、条件節、接続節などに分解していくトレーニング。(p.552

 

・「誰かに説明する」

ヒトは言葉を交わし、仲間に指示し、意思を伝えることで社会を作る生き物だ。誰かに伝え、また誰かから伝えられる情報は、それだけでも優先順位がいくらか高まる。これを利用しない手はない。

つまり自分で問題を解く代わりに誰か相手に教えるのだ。相手の理解度が表情や発言からフィードバックされるので、相手がわかるよう努めることで、自分で問題を解く場合よりも高い負荷と効果が得られる。(p.644

 

 文は、最小単位まで分解していくことで、言葉のトレーニングになるようです。そして、覚えたことは、誰かに説明したり、教えたりすることで、自分の理解度も深められます。以上の2つが、『独学大全』からのプチ学びでした。

 

 

 いかがだったでしょうか? 今回は『独学大全』からの「自分の気づき」をまとめてきました。

 

 私は、本を読むとき、なるべく印象に残った言葉を書き溜めるようにしています。これは、読書メモだと思っていましたが、もっと深いところでは「自分のなりたい姿」だったのですね。それが大きな気づきでした。

 

 このブログも備忘録を兼ねているので、自分の方向性をまとめているようなものなのかもしれません。また見返して、何か気づきがあればまとめたいと思います。

 

 

 それでは読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

【参考文献】

・独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]














最終更新日  2021.09.03 07:30:06
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