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~創生陸玖の『Learning Journey』~

2021.09.21
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カテゴリ:未来考察




 コロナウイルスの影響で未来が前倒しでやってきたといわれています。昨日のブログでは、「日本の未来は明るくない」ということを述べました。これは、成毛眞さんの著書『2040年の未来予測』と、安宅和人さんの著書『シン・ニホン』を読んで、共通する内容でした。

 

 それでは、「どうしたら日本の未来は明るくなるのか?」を、今回はこの2冊の本から探っていきたいと思います。

 

まずは日本を知る

 昨日のブログで述べましたが、なぜ日本の未来は明るくないのでしょうか。理由は2つあり、「生産性が弱っていること」と「自然災害のリスク」です。

 

 では、「どうしたら日本の未来は明るくなるのか?」を、まず『シン・ニホン』の内容から見てみましょう。ヒントは日本の歴史からあるようです。

 

 まず、18世紀から始まった「産業革命の3つのフェーズ」を見ていきましょう。

 

①第一のフェーズ「新エネルギーと技術」

新しい技術やエネルギーがバラバラと出てきた時代。およそ100年ほども続いている。電気の発見や蒸気機関などはこの時代の産物だ。

②第二のフェーズ「高度な応用」

新しい技術が実用性を持つようになり、さまざまな世界に実装された段階だ。エンジンやモーターなども小さくなり、クルマやミシン、家電などが続々と生まれた。

③第三のフェーズ「エコシステム構築」

新しく生まれてきた機械や産業がつながり合って、航空システムのようなより複雑な生態系(エコシステム)と言うべきものが次々と生まれた段階だ。土管(通信回線)、通信技術、端末がつながり合うインターネットもこの段階で生まれている。

(『シン・ニホン』p.113-114

 

 ここで日本の歴史と「産業革命の3つのフェーズ」を見てみると、日本は「第一のフェーズ」をやったことがないのです。そして、日本は「第二のフェーズ」「第三のフェーズ」の勝者なのです。

 

 例えば、自動車や機関車などは、日本で発明されませんでした。けれども、日本の高度な応用により、トヨタやソニーなどは、世界の企業として活躍していたのです。さらに、新幹線やゲーム機器など、エコシステムの構築でも、日本は力を発揮してきました。

 

 仏教も「第二のフェーズ」「第三のフェーズ」により、日本で発展したものとなっています。もともと仏教はインドで誕生しましたが、日本の応用やエコシステムの構築により、今でも機能している、仏教が発展した国の1つとなっているのです。

 

『シン・ニホン』の勝ち筋とは?

『我々日本は、戦後の復興において、これまでの技術や、既存のものづくりの延長で勝ったのではないのだ。本当に起こったことは「どこよりも早い技術のdeploy(展開、活用、配備を行うという意味。本来は軍事用語)と革新のスピードでの勝負」であり、「モノでは負けても技術革新でゲームを変える」ということだった。』(同p.138-139

 

 日本の勝負どころは「技術革新」です。そして、今(2021年時点)はテクノロジー(データ×AI化)の「第二のフェーズ」に入ろうとしています。(同p.116参考)

 

『革新期においては、新しい技術の利活用に対するマインドセットから、人づくり、人の活用、データ環境の整備、市民のリテラシー、データ処理能力に至るまで質的に刷新していくべきだということだ。(=Al-ready化)』(同p.127

 

 新しいフェーズに入るために、すべてを新しくする必要があるのでしょう。それでは、『シン・ニホン』が語る「日本の4つの勝ち筋」を見てみましょう。

 

①すべてをご破算にして明るくやり直す(伊勢の神宮の式年遷宮のように)

②圧倒的なスピードで追いつき一気に変える

③若い人を信じ、託し、応援する

④不揃いな木を組み、強いものを作る(欲しい物そのものがなくとも、不揃いの素材のよさを活かし、それを組み上げ、全体として美しいものを作り上げる力)(同p.131136

 

 みなさん、この勝ち筋はどう思いますか? ①~③は、「変化」を中心とした考え方だと思います。④は、今あるものを組み合わせて進化させていくような考え方でしょう。日本はもともと美しい文化であり、ソフトウェア的にはそろっているので、④の可能性もあるのかもしれません。

 

『「国内に閉じず、世界的なスケールで何かをアップデートすることで富が生まれる」が本当のところ正しい。』(同p.139

 

 この言葉からも日本の力を取り戻すためには、視点を拡げることが必要なのだと思います。違う価値観にふれ、グローバルに拡がることが必要なのでしょう。今は昔でいう、遣唐使・遣隋使の時期なのかもしれません。

 

どうすれば幸せな人生を送れるか?

2040年の未来予測』では、これからの日本について何と言っているでしょうか。

 

『話半分でも、日本の未来は明るくないということだ。』(『2040年の未来予測』p.268

 

 この本に書かれている内容半分でも、日本の未来は明るくないというこです。けれども、すぐに急降下するわけでもなく、10年後には衰退する、といった話でもないです。ただ、経済はよくて横ばいで、困難やリスクはかならずあるということです。

 

 それでは、これに対して著者の成毛さんのアドバイスを見てみましょう。

 

『国を忘れることだ。日本国民であることを忘れろとか、国籍をかえろとかそういう話ではない。「あなたの力で国を変えよう」などと間違っても思うなということだ。

(中略)

 今、これを読んでいるあなたは、国を忘れて、これからの時代をどうやって生き残るのかをまず考えるべきだ。どうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぐのをオススメする。

 生き残るためには、幸せになるためには環境に適応しなければならない。生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応した人であることは歴史が証明している。

 環境に適応するには環境を知ることが不可欠だ。人間は想像力を超えた現実には太刀打ちできない。最悪の事態が想定できていれば、右往左往することはない。

 最悪の事態を想定しながら未来を描いておけば、あなたの人生はそれよりも悪くなることはない。そして、そのシミュレーションができていれば、あなた個人に待ち受ける未来は、何も知らずにいたときの景色とは違ってくるはずだ。』(同p.268-270

 

 この本では、「自分の幸せを考えろ」と最後に言っています。そのために「環境を知り、適応しろ」とも言っています。けれども、もしかすると「自分の幸せ」を考えることが、「日本の幸せ」につながるのかもしれません。

 

「これからの20年は、過去120年分の変化と同じくらいの変化がやってくる」といわれています。確実に大きな変化がやってくる、ということだけでも知っておけば、受け身をとり、柔軟に対応できるのかもしれません。

 

 

 いかがだったでしょうか? 前回と今回で、「未来予測」の2冊の本をまとめてきました。

 

 未来は、技術的変化の割合が大きすぎて、まったく想像できないそうです。けれども、その中で「自分の好きなこと、得意なことをとことん突き詰めていくことが大事」と、この2冊でもいわれています。

 

 世間の常識にとらわれすぎず、自分自身の内なる声をちゃんと聞くことが、これからの時代でも大切のようですね。自分のワクワクに従ってみましょう。

 

 

 それでは読んでいただき、ありがとうございます。





【参考文献】

・2040年の未来予測 [ 成毛 眞 ]

・シン・ニホン [ 安宅 和人 ]









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最終更新日  2021.09.21 07:30:07
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