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カテゴリ:スピリチュアル(精神世界)
価値を生み出していくためには、それぞれにいいところを取り入れていく必要があります。この統合から価値を生み出していく技術を見てみましょう。
そもそも「統合」とは?「統合」とは、「意識と無意識」「顕在意識と潜在意識」を一致させることです。人間はこの世界に生まれて分離を体験し、そして再び、すべては一つの意識体であることを思い出していくステップが統合です。
もっと具体的に言うと、ポジティブな感情とネガティブな感情のすべてを含めて、一つの意識であるというところに立っていくのが「統合」です。ネガティブな感情は、いけないもの、なくしたりするもの、克服するものではないのです。
もしネガティブな感情を嫌なものと見たり、否定したりすると、本来の自分の性質とは違うものになってしまいます。ネガティブなものも、自分の構成要素の一部と明確に受け入れている意識状態が統合をしていくということです。
そして、自分の制限の外にあるものを追いかければ、ネガティブな意識にフォーカスしなくなくなります。もっと高い意識の部分にフォーカスし、それを使う意識になっていくのが統合です。
ネガティブな感情を見るときネガティブなものにフォーカスすると、「できて当たり前」というスタンスになったり、「なんでそんなことができないの?」と優しさや思いやりがなくなります。
これは自分の中に制限を感じているときであり、チャレンジとスキルのバランスを崩しているときです。自分の中でネガティブな感情を見るとき、統合のステップを踏んでいないときなのです。
その中で自分のネガティブな感情を、嫌なものだったり、否定したりすると、自分自身のエネルギーがなくなっていきます。なぜなら、ネガティブな感情も自分自身のエネルギーの一部だからです。その一部を否定すると、全体のエネルギーも下がってしまいます。
たとえると、アンパンマンの顔が濡れたときのように、シャキッとしません。そして、同じようにシャキッとしない人を見ると、イライラするのです。これが、自分の中に見るものが相手にも見える、ということです。
自分の制限の外側を意識しないと、日常のルーティーンにはまり込み、新鮮さがなくなっていきます。自分の中でネガティブな感情を見るとき、それは一つのメッセージなのです。
自分の価値を生み出す技術知恵を生み出す方法は、「相矛盾するものの一体化」です。これは、ヘーゲルの弁証法であり、矛盾する事柄を、統一・総合することによって、高い次元の結論へ導く思考方法です。
1つの主張があれば、それに必ず反対意見が存在します。これを否定せずに、お互いのいいところを取り入れて統一することで、より高い価値を生むのです。
好きなこともあれば、嫌いなこともあります。ポジティブな感情があれば、ネガティブな感情もあります。つまり、嫌いなこと、ネガティブな感情が出てきたとき、その裏側を見ると、自分の好きなこと、ポジティブな感情が隠れているのです。
すべてのことを否定せずに、いいところを統合していけば、自分の真理に近づけます。折り合いをつけるのではなく、一つ高い意識から見ることが大切なのです。
いかがだったでしょうか? 今回は「統合」というテーマでお送りしてきました。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、すべてあなたの構成要素です。それらを、どう扱うかによって、統合にもなるし、分離にもなるのだと思います。
シンプルに自分の心を感じることが大切ですね。すべてをうまく統合して、よりよくしていきましょう。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】 ・嫌々仕事をしていると(2020年12月21日記事)・風の時代を幸せに生き抜く方法 [ 本田 健 ] ・一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40 [ 千田琢哉 ] ・哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/11/07 07:30:06 AM
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