テーマ:心理学(938)
カテゴリ:脳科学・心理学
仕事、恋愛、人づき合いなど、人間関係はどこにでもあるでしょう。そんな、人間関係で役立つ心理学はあるのでしょうか?
今回は、人間関係に役立つ心理学を3つ紹介していきたいと思います。人間関係で大切なのは、信頼関係です。心理学を活用して、信頼関係を構築していきましょう!
①類似性の法則 ②ザイアンス効果 ③メラビアンの法則
①類似性の法則「類似性の法則」とは、似たもの同士が互いに好意も持つようになるということです。ことわざの「類は友を呼ぶ」と同じ意味です。
学校でも入りたてのころは、隣の席の人や同じクラスの人と仲良くなりますが、時間がたつと趣味が似ている人同士でグループをつくるようになります。
このように、趣味でもスポーツでも、同じものを好きなもの同士は互いに好意を持ち、友人や恋人になりやすいのです。また類似性の法則を応用し、相手の口調や仕草などを合わせることで、相手に安心感を与えることができます。
②ザイアンス効果「ザイアンス効果」とは、ある対象を何度も見るうちに、その対象に好意をもつようになることです。単純接触効果とも呼ばれます。
日常的によく聞く言葉や、よく見たりする人を、人は好む傾向があります。たとえば、よく見るCMや定期的に更新される動画などです。毎朝見るお天気アナウンサーに好意をもったりはしないでしょうか。
このように、人は対象の個性は関係なく、何度も触れるだけで好意を持ちます。このことを、ザイアンス効果、または単純接触効果といいます。
③メラビアンの法則「メラビアンの法則」とは、言語、聴覚、視覚が相手の好意に影響を与える割合を示したものです。「表情=55%、声のトーン=38%、話の内容=7%」の割合で、相手の好意に影響します。
まず、表情などの視覚情報が、相手の第一印象に最も影響を与えます。次に、声のトーンなどの視覚情報です。そして実は、話す内容はあまり影響を与えていないのです。
相手に好印象を与えたければ、表情や声といった、非言語(ノンバーバル・コミュニケーション)に意識を向けたほうがいいのです。「雰囲気を良くする」ということは、大事なことなのです。
はい! いかがだったでしょうか? 今回は人間関係に役立つ心理学を3つ見てきました。
ことわざにも「笑う門には福来る」というように、こちらが笑顔であれば、周りも笑顔になってくれるのだと思います。反対に、イライラしているのは軽犯罪級のものなのかもしれませんね。
心理学を活用して、相手にいい印象を与えて、信頼関係を構築していきましょう。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】 ・図解 心理学用語大全 人物と用語でたどる心の学問 [ 田中 正人 ]
最終更新日
2021年12月13日 07時30分06秒
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