今回からは、「新訳 引き寄せの法則」の中から小ネタをまとめていきます。その中でも、創生陸玖が気づいたポイントをシェアしたいと思います。

　ニュース番組では、戦争のことや、コロナのことなど、あまりハッピーではないことが毎日流れています。今回はテレビやニュース番組について、エイブラハムがどう言っているのかを見ていきましょう。

理由がないことは「意図的な行為」ではない

　ネガティブな状況というのは誰にでも起こることだと思います。しかし、全体的に見て「どの思考がネガティブな状況を引き起こしているか」を特定するのは難しいです。それは、実にさまざまな思いがあって、しかもそれが混ざり合っているためです。

「ニュース報道がネガティブな状況を増やしているのは確か」と、エイブラハムは言っています。ネガティブな情報を取り入れたくない人は、ニュース番組をそもそも見ていないのです。

　理由もなくテレビを観ることは「意図的な行為」ではなく、たいして考えていない「癖のような行動」です。これは自分が「何について思考を巡らしたいのか」を決めていないから起こるものです。

　これが「考えずに創造する」ということです。意図をもって思考を巡らせずにいると、望もうが、望まなかろうが、考えたことがそのまま引き寄せられます。どんなものでも、意識を向けるとその波動が活発になって、「引き寄せの法則」が拡大します。

　望まないことに意識を向ける人が増えてくると、それだけ望まないことが実現しやすくなります。感情のパワーは、世界で起こる出来事に大きな影響を与えています。それが「集団意識の力」なのです。

癖のようにテレビを観ることについて

　テレビで流れているニュースの8割はネガティブな情報だと言われています。そして、視覚からの情報は感情に大きな影響を与えます。

　ネガティブな情報が、情報の倉庫である潜在意識（無意識）に溜まると、不安や心配になります。身体に取り入れる栄養と同じで、取り入れる情報も、あなたの心や脳を形成しているのです。

　癖のようにテレビやニュース番組を見て、考えずに創造すると、意図していないもの、望んでいなものを引き寄せることに繋がってしまうのです。

ネガティブな感情が湧いてきたら？

　とは言っても、ネガティブなものを見てしまったり、聞いてしまったりすることもあるでしょう。では、ネガティブな感情が湧いてきたら、どのようにすればいいのでしょうか。

　ネガティブな感情が湧いてきたら、立ち止まり、その感情が湧いたときに何を考えていたかを確認することです。「このネガティブな感情が湧いたとき、私は何を考えていたんだろう？」「これに対して、わたしは何を望んでいるのだろう？」と自分に問いかけてみることです。

　ネガティブな感情は、「本当の望みに反することを考えていたこと」を知らせてくれています。つまり「望みと正反対のこと」を考えていたということです。

　望む、望まないにかかわらず、あなたが考えていることが実現します。なので、望まないことを考えるのをやめて、望んでいることを考えることが大切なのです。

　いかがでしょうか？　今回はエイブラハムの小ネタ編で、テレビやニュース番組についてエイブラハムが言っていることをまとめてきました。

　基本的に人間の脳は“1つ”のことしか考えられません。ですから、ネガティブな感情が湧いてきたら、「別の行動・別の考え」をすることが効果的です。

　私は「気持ちが滞ってきたな」というとき、体を動かしたり、ドライブに出かけたりします。結構これが自分にとっていい感じで、さらにコスパもいいのです。気分転換は、人間にとって大切な要素の1つなのかもしれませんね。

　それでは読んでいただき、ありがとうございます。

【参考文献】
​・不安は脳の中でどうなっているのか？ ～「不安」について深掘り②～（2022年5月19日記事）​

新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 [ エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス ] 楽天で購入