納豆、テキーラ、R&B

2008/05/24(土)05:06

出たッ!

マンガネタ(20)

 『キーチVS』 第1巻 作:新井英樹   奇跡(?)の再開から9ヶ月ほど経ち、よーやく第一巻がドロップ!!新井英樹の『キーチ!』ッ!  しかも、タイトルも『キーチ!』⇒『キーチVS』に変わり、通算10巻目だけど、新たに一巻からスタートッ!!  この新たに付け加えられた「VS」ってのは、何をイミするのでしょう?“キーチ versus 大きな敵(国)”ってこと?表紙を見る限りそうなんでしょうか?  国会の前で煽動する“カリスマ”染谷輝一、そして真っ赤な血に染まった拳を突き上げ熱狂して応える大衆・・・、アブなすぎるだろー、コレは!!  マンガは相変わらずで、じっくり行間読まないとわからん“秀逸なセリフ”、今後どのよーに繋がっていくか予測不能な先の読めない伏線、読む側の目の前にガッと突きつけてくるよーな力ずくの演出・・・、新井節、健在です。世の中に怒ってます。怒りまくってます! “小学生編”終了時、「コレ以上のクライマックスってあるのか?」って正直思ってて(ホントに泣けますヨ)、再開した時もこのマンガの最終回は一体どーやって決着つけるのか?ってのが頭によぎったんですけど、この先、物語がどのよーに転がるのか全くわからん!現在連載中のビッグコミック・スペリオール誌上の方も、リアリティを持たせる為、サイドの物語を丁寧に追ってる段階・・・。  悪政が固まりつつある近未来の日本で、それからハミだす“カリスマ”キーチ支持派、しかしそのキーチをとりまく組織も何となく“灰色”な感じで描かれてるし・・・。成長したキーチ本人は芯がブレてはいないよーですが・・・。相変わらずの問題作です、コレは。 しかも単行本の背表紙には、この作品は明るく楽しい漫画ではありません。新井英樹の漫画ですから、気をつけて読んでください。内容はというと、主人公キーチが世の不快なものと闘う話です。正義や平和を求めて闘ったりしません。あしからず。 って書いてるし・・・。オマケにオビには「試し読み歓迎作品につき、書店の皆様、ビニールパックをかけないでください」とまで書いてます。 ホンットに挑戦的!!! スゴい漫画(家)です。読んで損ナシ!!   

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