カテゴリ:犬&猫
「五分五分の確率」のはずが、24時間も経たずにもたらされた、あまりに早い「死」の知らせ。
「偶然の出会い」で関わった一匹の野良猫でしたが、その「死」は、思いのほかショックでした。 猫を抱えて獣医さんに駆け込み、事情を話している時に先生から伺ったお話は、日常、平和なペットの犬や猫しか相手にしていない私には大きなショックでした。 当日、私は真っ白なシャツを着ていたのですが、猫を抱いて獣医さんに行き診察台に猫を下ろした時、私のシャツの胸や腕には黒い小さなゴミがいっぱい付いていました。 先生:「大丈夫ですか?シャツが真っ黒になっていますよ」 私 :「大丈夫です。猫ちゃんが道にうずくまっていたから・・その汚れでしょう」 先生:「違いますよ。それはノミのフンですよ」 私 :「えっ?!」 良く見てみると、真っ白なシャツ全体にスゴイ量!の黒い細かな粒粒が無数についています! もしウチの犬に、こんな量のフンをする「大量のノミ」がついていたら、、おそらくかゆくてかゆくて発狂してしまうでしょう。 先生:「野良猫は自分でノミを駆除できないでしょう。だから大量のノミに血を吸われ、エサも充分ではないから慢性的に貧血で栄養失調状態なんですよ」 先生:「治療も、先ず血圧や体力をある程度、回復させてからでないと出来ません」 あまりに過酷な野良猫の実態・・胸が詰まりました。 野良猫を取り巻く環境が厳しいだろうことは想像に難くないけれど、大量のノミによる貧血など想像もしないことでした。 「五分五分の確率」を頑張って生き延びたなら、ご褒美として、その後の人生(猫生)、貧血や栄養失調の心配なく暮らせる環境を与えられても良いはず。。 でも、その願いは届きませんでした。 それ以来、私の心の隅に、ちょっとした痛みと共に「猫・ノラちゃん」という言葉が引っ掛かっていました。 そしてその出来事から約1年後、いつも見て見ぬ振りを決めていた「子猫の里親になって下さい」の告知に、とうとう手を上げてしまったワケです。 それから後は、前編に書いた通りです。。 ひとつ、心配したのは、、、 ニャンニャンが小さい子猫で大人しいせいで、犬達にイジメられるのではないかという事でした。 でもそれは杞憂に終わりました・・病院での私との対面の時は、 「猫をかぶっていたのです!」 我が家に来て犬達との対面を済ませてから1ヶ月もしないうちに、我が家の「チカラ関係図」を塗り替え、小さな子猫が見事に犬族より上位に君臨したのです。 猫はやっぱり猫をかぶるのが上手なのね♪ 訂正:前編で、ニャンニャンを「キジトラ」と書きましたが「サバトラ」の間違いです ごめんなさい! 今だに、両者の区別が良く分からなくて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.14 01:45:50
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