2017/03/10(金)16:52
天の時、天の調べ
私はかなり感覚的な方で「なんとなく~したいから」と選んだり、行動したりすることが多い。
それが大きな決断、判断だったりすると、エゴちゃんが活性化して、迷ったり悩んだりもあるけれど(→浄化します)
それほど重大事でなければ、シンプルに直感のまま動く。
すると後から、その深い意味やタイミングの必然性、シンクロニシティーに気づかされる。
何のご縁か、お導きのままに訪れてきた土地、地域、国々。
いつも、うわべの知識や情報をはるかに超えた、何か言葉にならないエネルギーを、
感動とともに受け取り、帰ってくる。
その地との絆、繋がりが太くなり、シンパシーが強まって、
改めてそこの歴史、文化などを興味深く調べ出したりする。
すると「あそこで感じたあの感覚は、これだったのか!」とわかってくることがある。
最近ではハワイやフラについて学ぶことにはまっている。
今まで知らなかったこと、意識していなかったことに知覚が拡がっていくのは、
いつもとても刺激的だし楽しい。
薄ぼんやりまどろんでいた脳の一部が、クリアに目覚め、生き生き輝いてくる感覚。
先日は映画「プリンセスカイウラニ」を借りてきて観た。
ハワイ王朝最後のプリンセスの人生を描いた作品。
カメハメハ大王がハワイ統一王朝を創り上げたものの、
アメリカ人が布教、開拓、プランテーション化で権力を握っていくプロセスは
なんとなく認識していたものの、
アメリカがハワイ王朝を終焉させ、国を属州としたいきさつは知らなかった。
プリンセスカイウラニの、静けさの中に秘めた大きな愛や情熱、気高さが、
満月に大潮を迎える清らかな入江のように、心に満ちてきた。
そしてラストに、彼女は若くして1899年3月6日に他界したとの字幕が。
まさに今日は3月6日、彼女のご命日だと気づき、しばらく立ち上がれなかった。
そのまま祈りの中へ…
繰り返し紡がれてきた、不調和、対立、支配の歴史。
まずはハワイの地へ、そこに残る記憶、エネルギーへ、愛と感謝、癒しや調和の光を注いでいく。
その光は、世界が経験してきた様々な痛みの記憶をも包み込んでいく。
私の体は導管(光の柱)となり、ただ流れるままに光を送る。
また自然と湧きあがってくる、過去のエネルギーを昇華させていく。
導管とは言え、身体は震え、ハートもふるえ、とめどなく涙が流れる。
通り過ぎていく、悲しみ、苦悩、後悔、絶望、の涙。
でもその奥には、至福がたおやかに横たわっている。
それを見つめて居る。
その時、内に溢れてきたのはメロディー「花は咲く」。
どんな生も愛おしい…美しい…
その儚さゆえの、甘美なきらめき
天上のメロディに身を任せていると、
全細胞が開き、さざめき、光を放って、ひとつに溶けていった。
その後、内なる調べそのままの、天の歌声をみつけることができた。
国境を越えたハーモニー。融合。
歌詞の深さ、その表現も素晴らしく…
ここ数日、繰り返し聞いている。
これもタイミング?
これらの出来事も同時に思い起こされてきた。
3/3 母 山口潤子の命日
3/10 東京大空襲(夫の祖父の命日)
3/11 東日本大震災
美しくもせつない歌(映画)で涙腺を開いてあげるのはおすすめの浄化法。
泣けると、ハートがやわらかく花開いていく。
私も、これまで感じ残してきた痛みや悲しみが、蘇り、涙とともに解放されていった。
懐かしい、愛しいみなさまへ、想いを馳せながら…
天の調べをぜひ・・・