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カテゴリ:ウルトラマンマックス
対話宇宙人メトロン星人再登場。
「再登場」である。 もちろん「ウルトラセブン」に登場したメトロン星人じゃ。 楢崎刑事はタバコは吸うが携帯電話に嫌いなベテラン刑事。 「ここは禁煙ですよ」と若手に咎められとる。 タバコの喫煙者より電車内で携帯電話を使う連中の方が多かろう? タバコの害は声高に語られとるが携帯電話のマナー規制は手ぬるか。 これも「世論」っちゅう強大な圧力じゃな。 最近ではアスベストの方が喫煙より肺ガン罹患率が高かっちゅう向きもあるんばい。 一昔前、肺ガンの原因は喫煙っちゅうのが「常識」やった。(今もそうか) ばってん、肺ガンで亡くなった人の中に「喫煙」やのうて「アスベスト」が原因やった人もおるらしいで。 「喫煙」のせいにされたままやけ、補償も受けられんとぞ。 「アスベスト」やと「労災認定」されるけね。 まさに政府の都合で責任を喫煙者自身に押しつけたんじゃ。 そう考えると政府公報などで狂ったごつタバコの規制をしたんも納得じゃ。 (↑もちろんタバコは体に悪いですよ。) そんな彼から見れば現代の若者達は完全に「狂っとる」んやろう。 電車の中で平気で化粧をする。周りの迷惑を考えず携帯電話を使う。 女性専用車両がそんな状態であるっちゅう嘆かわしか事実。 (↑週刊誌の記事にありました。) 猿とも異星人とも思える声の効果。 そう世の大人(年配)たちはこう言いたいんじゃ。 お前ら猿か!? ・・・話が逸れた。 北川町で意識を失う人が頻発する事件が多発。 そんな中、急に突然暴れ出す若者達。 現場で見かけた黒い服の男(寺田農氏、シブ~い)。 暴れとった彼らのそんときの記憶は完全に欠落しとった。 「怪獣や宇宙人より恐ろしいモノを知ってるか?・・・人間だよ。」 カイトとミズキにそう語りかける楢崎刑事。 前頭葉の萎縮によって人間らしい思考が不可能になるという研究者。 カイト「喫煙が前頭葉に影響するということは考えられませんか?」 以前にも北川町でタバコを吸うた人間が凶暴化する事件が起きとった。 (↑「ウルトラセブン」の「狙われた街」ね) 「タバコがですか?特にないと思いますよ。」 そう言っとった研究員が携帯電話の着信と共に凶暴化する。 同じ種類のアンテナであることに気づいたカイト。 宇宙人の仕業か? 現場に乗り込む楢崎刑事とカイトとミズキ。 楢崎刑事の推理によって変な電波が原因だったことがわかった。 「人間を猿に変えちまうほどの電波。」 落ちていた携帯電話に着信が・・・。カイトが出ると問題の着信が。 カイトの前にはあの黒い服の男が。 「もう何の目的もなくなった。もう地球もこの町も狙わないさ。」 男を追う楢崎刑事。二人は「メトロン」「ゲンちゃん」と呼び合った。 40年前、セブンのアイスラッガーで斬られたメトロン星人をゲンちゃんが助けとったんじゃ。 怪獣倉庫のおじさんに治療してもろうたメトロン星人は助かった。 ここで「セブン」の映像が挿入される。 40年前、メトロン星人は人々の信頼関係をなくし自滅させようとした。 黒い服の男に招かれて怪獣倉庫に入るカイト。 「眼兎龍茶」を飲んで正体を見せるメトロン星人。 ジャンケン対決1回戦はカイトの作戦勝ち。 「40年間潜伏して見守ってきたが、もう攻撃しなくても人類は俺たちの手に落ちると確信したんだ。」 「人間は便利なツールを手に入れ、どんどん退化し始めたからさ。町中猿だらけ。」 「放っておいても滅びるよ。新しい道具で人間の脳は萎縮し始めている。」 いきり立つカイト。 「低能化して環境を破壊して礼儀も知らない人類を物好きに守る必要もなかろう。」 ジャンケン2回戦はメトロン星人の作戦勝ち。 「いつまでもあると思うな仇桜ってな。イェ~イ。」と巨大化。 「セブン」と逆のアングルながら水面に映るメトロン星人の姿。 夕焼けの北川町。40年の月日が経ち、街は様変わりしても美しい情景。 メトロン「地球の夕焼けは美しいなあ。 とりわけ日本の黄昏はこの陰影礼讃が何よりのおみやげだな。」 マックス「つべこべ言うんじゃない!」(声はカイト) その場で走るポーズのメトロン。 迎えに来るメトロン円盤。(←おお、同じデザインだ) マックスに手を振って帰っていくメトロン星人。 楢 崎「・・・俺も連れてって欲しかったな。」述懐する楢崎刑事。 カイト「事件が山ほど待ってるんでね、宇宙人よりもやっかいな(猿の叫び声)・・・。」 カイト「奴はこの星に見切りをつけて故郷の星に帰っていったんだ・・・。」 ミズキ「でも・・・」 ・・・・・・・END・・・・・・・フィルムのエンドつき。 実相寺昭雄監督の第2弾。「胡蝶の夢」よりはストレートに入り込めた。 「セブン」の完全な続編やけまた味わい深か~。 「セブン」ではアイスラッガーで斬られた後、エメリューム光線で爆発するシーンがある。 ばってん、その爆発シーンに「彼」の姿はかき消えとるんじゃ。 そのシーンがあるから「彼」が生きのびとってもおかしうなかわけじゃ。 そのへんのマニア心も納得させてくれる。 変に構えんでよかし、考え込まんでに見られた快作じゃのう。 せっかくやから大木淳吉氏に特技監督をやってほしかったばい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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