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テーマ:風水について(4213)
カテゴリ:風水の話
さて今回は、現在大変な問題となっている「耐震強度とデザインの風水」の話です。今世間を騒がせている今回の事件は、業界関係者としてとても遺憾な出来事です。決して許されるべき行為ではありませんが、事件の背景には過度のローコスト競争や、強引なコストダウンがその要因となっています。
建築業のコストは基本的に「材料費」と「人件費」に二分されます。しかし双方とも建築にとって大変重要な要素なので、コスト削減したくありません。当然といえば当然ですよね。しかし建築主としては一円でも安く、しかも丈夫な家を建てたいのが本音だと思います。ではどうしたら、その矛盾する問題を両方とも満たした上で解決するか?難しい問題ですよね!実はそのヒントは伝統的なデザインに有るのです。 温故知新と言う言葉が有りますが、まさに昔の住宅(特に西洋建築)を観察する事により、全てが解決出来るのです。しかも現代でも通用する素敵な家づくりが可能となるのです。そしてそのデザイン要素は風水のセオリーと見事に一致します。それでは西洋建築の構造とデザインを考察して行きましょう。 まず西洋建築の構造ですが、基本的に「礎石」という長方形の切石と「レンガ」から出来ています。工法的にはブロックを組み立てるような造りになります。双方とも大変重く体積が有るので、変形した間取りには向きません。必然的に各階とも壁の位置が揃った、総乗りで箱状の建物になります。また窓やドアなどの開口部が上下階で揃っていないと、その部分が極端に弱くなり崩れてしまいます。ですので開口部の位置を垂直ラインで揃えて設計が成されます。結果的に建物のデザインが、左右と上下が対称形の「シンメトリー」となり、耐震バランスが向上します。 上記のような形状の建物は、コスト的にも強度を損なう事無く「価格」を抑えられます。西洋のクラッシック建築デザインにも、様々な種類がありますが、上記の内容を忠実に満たして確立されたのが「ジョージアン様式」なのです。(様式の説明は次回詳しくお話します。)その上このデザインは驚くべき事に、風水のセオリーにピッタリと一致しているのです。 そこで言える事は「歴史の経過に受け継がれてきた物は、シンプルで共通点が多い」という事です。その他、多くのメリットが秘められているので、次回より詳しくお話ししますので、楽しみにして下さい。必ず家作りの良いヒントになりますよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年08月03日 10時22分37秒
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