2016年夏季五輪開催都市を決めるため、デンマークの首都コペンハーゲンで開かれている国際オリンピック委員会(IOC)総会は2日(日本時間3日未明)、開催地を決定する投票を行い、リオデジャネイロ(ブラジル)が開催地に決定しました。南米での五輪開催は初めてで、東京は第2回目の投票で落選しました。
日本時間の午前2時前に行われた記者会見で、IOCのロゲ会長が開催地名の記されたカードを示すと、リオデジャネイロの誘致関係者から大きな歓声が上がった。決選投票に勝ち残っていたマドリード(スペイン)は前回に引き続き、投票で涙をのむかたちに・・・。
投票はIOC委員によって行われ、東京、シカゴ(米国)、マドリード、リオデジャネイロの候補地を対象に行われた。いずれかが過半数を獲得しなければ、最下位の候補地を除いて再び投票を行う方式で行われ、1回目の投票では有力候補地の一つとみられていたシカゴが最下位となり落選。
東京は2回目の投票に進んだものの、最下位に終わり落選が決定。最終的な開催地は、リオデジャネイロとマドリードによる決戦投票でした。
リオデジャネイロはインフラ、治安の問題があるものの、五輪運動を世界中に広げていくことはIOCの使命でもあり、今回の決定は五輪が開催されていない大陸を選んだと言えるでしょうね。