Ci vediamo!

みんな言葉にならない想いを抱えて生きてる。

言葉に出来るうちはまだまだ。。。

生きるってそう言う事。



何のために？

私の場合はなんだろう。

パパと一緒に色んな事を感じるため。

それは今までずっとやってきた事。

色んな事が正反対なのに全く一緒。一番の理解者であり、一番の理解不能な存在。

判りたい唯一の人。



それから、いがぐり君を生かすため。

育てるためでもなく、守るためでもなく。

誤解が生じる言い方かもしれないけど、育ててもらってる、守ってもらってるのは私の方。

いがぐり君はまさに私の血肉だな。



『半落ち』。

随分昔の映画。一度見たけど、今もう一度見終わった。

白血病を題材にしている映画やドラマ、ドキュメンタリーや書籍は、勘が働くのか。。

ここぞ、というタイムリーな精神状態の時に映像で観る事が多い。



生かせてもらっている。

ここで何度も書いてるこの言葉。

しつこいし、健康な人にはウザイ話だし。

それに、何はともあれ『生きている』訳だし。

移植して１年半経って、色々あっても生きてるんだから、

今もこの時にドナーさんを待っている移植待機患者さんからすれば

健康な人と変わりないくらいかもしれない。

病気に負けそうになって苦しんでる人からすれば

ここにこうやって書く事自体が不謹慎かもしれない。



でも、生き続ける事は平坦ではない。



生かしてもらっているからこそ、それに応えた生き方をしたい。

少なくとも私はそう思ってる。

無菌室のガラスの外側で、見守るしかなかったあの日は忘れない。

手を握ってあげる事すら出来なかった。



『半落ち』。

時間があったら観て欲しい。

病気は介護のつきまとう世界。

介護する側もされる側も、心ある、感情のある人間。

いつも笑っていたとしても、

やるせない思いで一日が押しつぶされ、それで終わってしまう日だってある。

そんな日を、それでも後悔したりして、どこに気持ちをぶつけていいのか・・

そんな風に自暴自棄になりたくなる日だってある。

患者はその数倍も数十倍も数百倍も数千倍もその気持ちをかみ殺し毎日を過ごしている。

その細い糸を渡るような微かな気持ちの揺れをお互いに認めながら。。

そうやって毎日が淡々と過ぎて行く。

端から見れば普通に見える光景。

病気がなくても、もしかしたら、そんな風に過ごすのが『生きる』？



ドナー登録出来れば、骨髄を提供出来れば少しは気持ちが救われるのか。。。

そうとも言えないよな・・と最近気づく。

多分この感情は自分が死ぬまで持ち続けるモノ。

この歳で、ある種生きる事という意味において深く考える機会を与えられた、と言う事に

私は意義を見出したい。

患者を支える家族に、心のはけ口になるような、暗黒の迷路の中での休憩所になるような

そんな何かは出来ないのだろうか。

きっと私だけじゃない。

絶対に私だけじゃない。



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半落ち


ウォッカ５０度のモノを何杯飲んでも酔わないのは、お酒に強いから？？

いえいえ、それ程でもないので。

今日は周りの人の負の気持ちを珍しく沢山拾い過ぎたからだと思います。。。

危なくダークサイドに落ちる所でした。。。



『守りたいものは何ですか？』

『何のために生きるのですか？』