嗣永の野望 天王寺の変誰も覚えていない 嗣永の野望桃子: 蜀は土地も痩せ 人口も少ない このままでは危急存亡の秋を迎えるのは必至 よって豊かな隣国を侵略し世界征服を目指す 愛: ですが蜀の憲法には武力による威嚇 および武力の行使を禁じているのでは ありませんか 桃子: よく読め 国際紛争を解決する手段としては 永久にこれを放棄する とあるだろう 侵略のための戦争は禁じておらんのじゃ 愛: そこまで考えて条文をお書きになったのですか 桃子: 開戦は明日 宣戦布告と同時に大阪城を急襲する 愛: 大阪夏の陣でございますな しかしながら大阪城には堀がございますが 桃子: ヲタを捨て駒にして突撃させればいい そうすれば堀などいずれ死体で埋まるじゃろ 蜀軍は大阪城の南西 天王寺 に陣を構えた 桃子: 中澤 飯田 保田 稲葉 は 外回りで 梅田 京橋 と進軍して 大阪城を北側から攻めよ 高橋 田中 里田 柴田 は 内回りで 桃谷 鶴橋 と進軍して 大阪城を南側から攻めよ しかし圭張飛の軍は 新今宮から梅田には向かわず 難波に陣をしいた 千奈美: 現在天王寺の桃子の本陣には わずかな兵しかおりませぬ これはまたとないチャンスでございますぞ 圭張飛: 敵は天王寺にあり 菊池桃子:敵襲にございます。 圭張飛殿謀反にございます。 嗣永桃子:御意 菊池桃子:おそらく千奈美殿にそそのかされたのでしょう これは秘薬 柿の種 でございます。 球根となって時期が来るのをお待ちくだされ こうして燃えさかる炎の中で 嗣永桃子の身代わり 菊池桃子は自害した。 ジャンル別一覧
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