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2010/03/09(火)20:46

不思議な駅・いすみ鉄道 国吉(1)

薪ストーブ(85)

なんにもないところ、なんだそうです。 キャッチコピーが「ここには“なにもない”があります。」 昔は、そうだったようですね。 でも、今は違います。 関東地方に、また雪が降っていますから こんな画像から。  (C)mama-goose 小さいけれど、なかなかの威力のある 薪ストーブ。 いすみ鉄道の国吉駅の待合室にあります。  (C)mama-goose 駅スタッフがいる時間だけ焚いています。 週末に販売のお弁当を食べる時も暖かです。    (C)mama-goose まあ、私は一度も食べてないんですが…(上記画像は箱だけです)  (C)mama-goose (3月7日撮影) この日も冷たい雨が降っていました。 駅弁は売り切れていたけど、 造り付けのベンチで コンビニ弁当らしきものを食べていた母子3人組。 熱いお茶を入れてくださるスタッフ。 私も「非常食」に持ち歩いているシリアルバーをかじって。 何もないってことはないんです。 あたたかみがあふれています。 多分、冷たい雨の中、観光に出かける人は少ないでしょう。 だけど、私はこの駅の温もりにひたりたくて 列車を乗り継いでやってきました。 国吉駅は私にとって、 寒くて雨の降る日だから 行きたくなる場所になっています。 さりげなく声をかけてくださるスタッフ。 旅の途中の深入りしない会話。 静寂の中、かすかにショップから流れてくるBGM、 薪のはぜる音。 春本番には、沿線に花が咲き乱れて 小さな駅舎には入りきらないほどの人がくるでしょう。 夏や秋には渓谷を楽しむ人たちが。 ここで、冬の楽しみのために この薪ストーブが魅力を発揮します。 津軽でストーブ列車に乗りに行く人があるように 国吉にストーブで暖まるために出かける人が増えるでしょう。 暖かい季節は、もうそこまで来ています。 だけど、雪の降る日は、やっぱりこの暖かさを。 国吉駅の魅力は、「なにもない」ように見えて 駅のあちこちにある、ぬくもりです。 にほんブログ村

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