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2013年08月11日
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夢、と笑われるなら、そうかもしれません。

でも、可能性は、1歩から始まるんだって思います。


そう思えたのが、今朝のできごと。



迷い犬になったまま、保護できずにいるテレサちゃん、
行動範囲の目星がつき、
行動パターンも飼い主さん一家の細やかな記録で
ほぼ把握できたこと、
いろいろ協力いただいているお宅の意向もあって
かかりつけ動物病院と協議の末
睡眠薬を使っての保護に取りかかりました。

前日深夜、薬を入れた餌を完食したことを確認し
薬の効き目が投与後30分程度で始まり、
8時間ほど続くということで
一応深夜2時近くまで人間だけで探し
明け方から、うちのはるくを連れての捜索になりました。


はるくは、保護してから特に何の訓練もしていません。
しつけ教室では基本とされる
脚側行進さえ教えてないぐらいです。
それでも、去勢したとはいえ牡として数年を過ごし
一方テレサちゃんは子犬と収容施設で別れてきた牝。
(不妊化済み)
もしも、どこかで眠り込んでいたら気づくはずと
連れていったのですが、その反応は驚くほどでした。

はるくは、さりげなく、でも確実に
何かの通った跡を追って行きました。
それがテレサちゃんなのか、タヌキなのか、わからないしても
はるくの進むままについていくと
山林の中の下草が「けものみち」のようになって
明らかに動物が通った跡がついていました。

1時間ほど経ったとき、突然前方にテレサちゃんが!
はるくは、確実に彼女の通った跡をつけていたのでした。

はるくだけなら、どういう反応だったかわかりませんが
テレサちゃんは私の姿を見た一瞬ののち
あっという間に身をひるがえして逃げてしまいました。
(ちなみに、私はテレサちゃんにはそれまで1度しか会ってません)

私は追いかけることもせず
逃げていったテレサちゃんの姿を目で追い
ケータイで別行動で捜索している飼い主さんに連絡。

「いた!でも、クスリ、切れてる。逃げちゃった」

そうなんです、病院からの説明では
服用時刻から推測すれば
午前8時ごろまでは眠っているはずのテレサちゃん、
全然薬を飲んだ影響がないぐらい
機敏に反応して逃げました。

電話を終えると、指示もしないのに
はるくは待ちかねたように
テレサちゃんの通った跡を追い始めました。
ちゃんと、地面に鼻をつけ、災害救助犬さながらに。
でも、その通る場所といったら・・・

手入れのいい林なので薮というほどではありませんが
私の膝ぐらいまでの草は茂っています。
木の枝が密集しているあたりだと、
昼間でも薄暗いほど。
林の外の景色も見えず、ここはどこ?状態。
マジ、遭難するかと思った!

ようやく人が通れる道に出て、まずははるくに休憩。
水とおやつをあげながら
再度飼い主さんに電話。
睡眠薬の効果が切れているので
これ以上追跡しても捕まえることは無理だから
今日はそれで終了。

薬の投与について、
量や時間を再度獣医さんと検討してもらって
明朝捜索再開とすることにしました。



はるくは、動物指導センター近くを放浪していた犬です。
もちろん、何の訓練も受けていません。

だけど、追跡の能力は十分あることが証明できました。
それは、どの犬も持って生まれた能力のはず。
問題は、飼い主がそれを引きだせるかどうかです。



センターから一般に譲渡されるのは
茨城県の場合、現在は子犬だけです。
これでは、成長した時の大きさがわかりにくい雑種は
大きくなって持て余す心配があります。

聴導犬、介助犬は、特に外国では
収容施設から選ばれた犬が訓練を受け
仕事につくことが多いと聞きます。
つまり、成犬での譲渡です。


これらの高度な訓練が必要なエリートだけでなく
ご近所のおじいちゃんがいなくなっちゃった、という場合に
その捜索の一端をになう犬が育てられないかと思うのです。

現在、行方不明者の捜索は
防災無線を使って
目撃情報の提供が大きなウェイトを占めているけど
歩いていった匂いをたどることは
ほとんどの犬が持っている能力だと思います。
ほんの少し、
人間が何をしてほしいかを犬に理解してもらえれば
犬たちは喜んでやってくれます。

災害救助犬も基本は同じ。
隠れている人間を探すという「あそび」を通して
瓦礫の中から人を探せるようになります。
救助犬は、災害現場という危険な場所での作業なので
高度な訓練が必要ですが
フツーにお年寄りが歩いて行ける場所を
フツーの犬がたどるのは、練習次第でできるはず。
目撃情報に頼れない、人気のない田園地帯では
犬たちの能力が発揮できると思います。


これからの高齢化社会、
徘徊するお年寄りの保護も
人海戦術と目撃情報だけでは無理が出るでしょう。

だったら、一般家庭で飼われている犬たちに
気軽に参加できる講習会を開いて
「匂いのあとをたどる」ゲームを教えて
協力してもらえばいいじゃありませんか。
目撃情報を待っているだけより
見つかる可能性は高くなると思います。




はからずも、はるくはそれを証明しました。
捜索対象が牝犬だったから
訓練もしないで探しあてられたのは間違いないけど
だったら、練習すれば、人間も探す能力はあるわけです。
(まあ、そこが難しいところでもありますが)

収容された犬の中から
聴導犬、介助犬、そして捜索犬も
巣立って行けるようになれば・・・

夢のような話は
夢への1歩を踏み出すことで
実現に近づけるんですよね。

だから、
「涼しくなったら、みんなで捜索犬ごっこ、やろうね~」と言いつつ
テレサちゃんの捜索は
薬の種類を変えて
再挑戦です。

今度はうまく行きますように!




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最終更新日  2013年08月12日 00時16分57秒
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