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テーマ:祭り・伝統行事(999)
カテゴリ:小さな旅
茨城県那珂市鴻巣地区の伝統行事、ワーホイ。
JR水郡線の常陸鴻巣駅の待合室に設置された枝に みんなで紅白の餅を飾り付け。 (C)mama-goose 鴻巣地区の伝統として 飾り付ける餅(繭玉、餅花)は手綱型に作ってありますが ちぎれちゃったものなどは丸めてあったりして できあがりはなかなか豪華です。 手綱型の餅飾り2008年1月撮影 (C)mama-goose 今年は寄らなかったのですが 12年前には駅の近くの野菜直売所でも 手綱型の餅で飾った枝を見ることができました。 餅を枝に飾ったら、いよいよワーホイのクライマックス。 12年前は駅前広場で行われましたが 今回はどんど焼きの用意が見当たりません。 すると進行役の方がアナウンス。 「踏切を渡ったところの広場でワーホイを始めます!」 そう、駅前で火を焚くのは危ないので、 どんど焼きは空き地で行われるんです。 下り列車の通過後、広場に移動すると 茄子、菊の枝を積み上げてどんど焼きの準備ができていました。 茄子は成すに通じ、菊は縁起のいい花だから使われるのだとか。 (C)mama-goose それぞれが持ち寄ったお正月飾りや書初めなどを載せて 市長さん、地区の役員さん、子供会からも2名の子供たちなど たいまつに火をつけて一斉に点火! (C)mama-goose 火が燃え上がるのを見ながら ワーホイの掛け声が始まりました。 12年前に採譜した旋律と違って 今回は、「ワーーーホイ、ワーホイ、ワーホイ」と 最初を長く伸ばすリズムは変わりませんが 音階でいえば「レ―――ド、レード、レード」という感じで 音楽でいうと「長2度」ぐらいの高低差。 そして、一緒に囃す子供の中には 「ファーミ、ファーミ」と「短2度」で囃す子も おみこしを担ぐときのような 「わっしょい、わっしょい」と聞こえる 旋律をつけずに掛け声のように囃している子もいて 統一しないで自由に掛け声として 各自が好きなように言っているようでした。 (参考動画はこちら↓) これは12年前とは違った印象で 今回の方が自然な、のびやかな囃し方が 地域の人々の中で馴染んでいる感じがしました。 ワーホイのような地域の行事は 地区によって違いがあったり、互いにそれを取り入れたりして 絶えず変化していくものだと思います。 民謡の節回しが基本的に口伝えで バリエーションが生まれていくように。 また来年以降も行ってみて その変化を記録していきたいと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月12日 23時50分16秒
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