Yくんへの手紙
Yくんのこと…もうひきずってはいないけど、自分の中でけりをつけるために、Yくんに手紙を書きました。大好きだった人、さようなら!Yくんへ新しい携帯の番号、教えようと思ってたんだけど、やめます。あたしたちもう完全に縁を切った方がいいと思うの。Yくんと、Yくんの彼女、そしてあたし…3人の未来の為に。さみしいけど、それがみんなにとってイチバンいいと思ったんだ。あたしたちの出会う前の今までの状況に戻るだけ。偶然が重なって、Yくんと出会って…でも、あたしとYくんの出会いは偶然ではなくて、必然のものだったと思ってる。バーベキューの日、Yくんを見たあたしは電撃がはしったんだよ。なんとなく、出会う前から予感してた。今日はなんかいつもと違う気がするって。それからの日々は、本当に楽しくて、幸せさえ感じたよ。Yくんとはなんだか話が合うことが多くて、出会ったばかりなのにずっと友だちだったみたいにすぐに仲良しになれたね。別に彼女じゃなくたっていい。このままYくんと仲良しでいられるなら…そう思ったけど、ダメだったんだ。あたしの中でどんどんYくんの存在が大きくなって、いつしか、四六時中Yくんのことを考えるようになってた。一生懸命気持ちをおさえたけど、ガマンできなかった。それぐらい、大好きだったんだよ?Yくんもまんざらじゃない様子だったから期待したらダメって思いながらもどこか期待してて…すごくすごく苦しかった。大好きなYくんと一緒に行った京都は、ホントにホントに楽しくて…すっごく小さなことまで今も昨日のことのように覚えてる。なんだか最初から最後まで道に迷ってばかりだったね。最後の最後で都路里の抹茶パフェが食べられてすごく嬉しかった!あたしのわがままに付き合ってくれてありがとう!!夜の清水寺もすごくすごくキレイでケータイのカメラではキレイに写せなかったけどあたしのまぶたの奥にはキレイな清水の景色が焼きついてるよ。短い期間だったけど、楽しいこと盛りだくさんで、とっても濃い日々が過ごせた気がするよ。“4年間”という期間は、あたしには未知の期間。Yくんと彼女の歴史には、あたしは到底かなわないってわかってたけど…“4年間”を知らないときから、最初から、Yくんといいふうになるなんて無理だって百も承知だったけど…でもね、こうなった今も後悔はしてないよ。ただ、心配なのは彼女のこと。わかっていながら、本当に申し訳なく思います。よく考えればわかったことなんだけど…ごめんなさい。彼氏が友だちの女の子であっても親しくあそんでたらイヤだもんね。こうなってしまった今、Yくんは全力で彼女の信頼を取り戻してね。あたしの分まで…なんていうと恩着せがましくてイヤだけど、それぐらい、彼女のことを大切にしてあげてください。あぁ、Yくんと出会うのがもう少し早かったら…っていつも思ってたけど好きになるのに順番なんかない!って思ってたけど…あたしにはYくんではない、別の男の子がいるんだって思うことにする。気持ちを新たに新年を迎えるよ!今までホントにありがとう。出会えてホントによかった。月並みな表現しかできなくて情けないけどYくんと過ごした日々はあたしの人生においての宝物だよ!また、通勤途中にあの交差点で会うことがあるかもしれないけど、そのときは笑顔で「おはよー!」ってあいさつしようね。なんかくっさい手紙になっちゃった…最後まで読んでくれてありがとうね。元気でね!お互いに天職の仕事、がんばろうね!では、また会う日まで…