おだやかな年末
スペイン・タラゴナは寒すぎない冬です。古代ローマ時代、皇帝が病気になるとたびたび訪れ、静養する場所だっただけあって、過ごしやすいです。 先日、久々にスペインのニュース番組で日本のニュースを見ました。首相の靖国参拝です。その結果中国が反発しているとの内容でした。 つくづく思うのは、そろそろ日本人も遠慮せず自分の考えを相手にぶつけることに慣れたほうがいい。特に外国人には。日本人としての共通的な感覚を持たない人は日本人の配慮や遠慮、気配りといった姿勢は理解できない。日本が外国とこじれるときはこんな意識の違いが原因かもしれないと思うのだ。 こちらでスペイン語の授業や音楽院のクラスで討論らしきことになることがある。スペイン人とだけではない。そこでは「あなたの考えもわかるが…」とか、「君の考えも一理ある。」などといった時点で負けだ。そもそも、討論の場は自己主張をする場であって、相手の意見を聞く場ではない。そんな雰囲気だ。「相手の言うことを良く聞きましょう。」という日本の学校教育を変えなければならないかもしれない。スペインでは日本の松の内くらいまでクリスマスの雰囲気があります。これはクリスマスシーズンに良く売れるチョコレート。ちょっと高級品のイメージで扱われています。