2016/07/05(火)23:07
(わざと)ソーダ灰がついた石けんを作ってみた
7月~8月の講座で、ソーダ灰について解説することになりました。
ソーパーなら一回はソーダ灰を見た経験があると思うのですが、見たことがない方もいるかもしれないし、一応現物があったら、もっと分かりやすいかも?と思いまして、、
ソーダ灰がついた石けんを作ることにしました。
今回は、その作成過程の記録をまとめた記事です。
こんな作成過程を読んで誰が得するの?と思われるかもしれませんが、ここで書いていることの逆をやれば、ソーダ灰のない石けんが出来やすくなるかもしれません。なので、ここに書いてあることは、絶対にそのまま真似しないで下さいね~。失敗するかもw
長いですが、よろしければお付き合い下さい。
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私の場合、今の時期はソーダ灰はほとんど出来ません。。
(このあたりは各ソーパーさんの環境によってまちまちです。夏でも出来る人もいれば、冬でも出来ないという人もいます。)
今までソーダ灰が出た経験をフル動員して作りました。
ですが、やりすぎると、ソーダ灰以前に使えない石けんになるかもしれない。(ボロボロで崩れるような石けんとか、やわいとか。)
その按配が難しいです。。(−_−;)
ソーダ灰が出やすい冬が懐かしいな(涙)
石けんの化学も考えながら作っている(つもりな)ので、理解不能な言葉は読み飛ばして下さい。
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まずはレシピを検討。オイルは悩みました。
何故かというと、使えない石けんが出来るかもしれないので、、、オイルに申し訳ない、、、。
オイル倉庫の奥を探ったら、なかなか使えていないオイルで、ソーダ灰がつきやすいオイルがあったので、それを使うことにしました。
石けんの酸化を防止する、ローズマリーオイルエキストラクトを使ってみた。
天然酸化防止剤 ROE (ローズマリーオイルエクストラクト)
量は上限の0.5%。少量ですが、かなりすごいことに。
どうなったかは後ほど・・・。
オイルは一切温めません。
苛性ソーダが溶けたら、温度を下げずに即オイルに投入。苛性ソーダの熱でハードオイルを溶かします。アバウト作成法。
ROEが反応して凄い色になります^^;温度はそこそこ高い。
いつもの1/100の速度で、ゆるゆるーっと適当にかき混ぜた後、ブレンダーをかけます。
わざと気泡だらけにします。
型入れ直前、温度が高いので、冷水と氷を張ったボウルで冷やします。
なかなか温度が下がらない。けん化反応による反応熱ってなかなかすごいのね。。
↑表面にご注目。
ギトギトしていて、気泡が凄い。これがジュースだったらおいしくなさそうな見た目です。つやっとして滑らかな生地になっていると、綺麗な石けんが出来ることが多いのですが、間逆ですね。
ちゃんとしたソーダ灰石けんが出来るかも!期待の目で見ております。
冷水と氷を張ったボウルで冷やしているので、石けんタネの一部が冷えすぎると良くないかな?と思って、混ぜていたら、いつの間にかツヤっとした生地になってしまっていた。。↓とほほ。
気泡が入りやすいけど、石けんタネがはねない混ぜ方を体得しました。
(かなり要らないスキル)
トレースが、出ているのかいないのか分からない状態で、型入れします。
色材は冷水で溶かします。
紙コップも冷やします。
本当は小さいステンレスボウルなんかがあるといいのですが。
超ゆるゆるトレースのため、よくわからない石けんが出来たよ!
ラップはかけません。
さて、この後はどうしようかな。
室温は29度。保冷材と一緒に保冷バッグに入れるか。。
この前買った雑誌の付録が活躍してくれそう。
↑プレミアがついて高いのでこの店からは買わないように。。。
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ソーダ灰目的の石けん作り、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この石けんは役目を終えたら、お掃除用に活用します。
うまく(ソーダ灰が)出来るといいなー。
⇒石けん作り&ソーダ灰対策講座。良かったらご覧下さい
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