2008/01/26(土)23:59
地域別懇談会から
さかのぼって書いておりますが、今日は烏山地域の地域別懇談会でした。
これは、NPO法人せたがや子育てネットが開催しているもので、
世田谷区内にある子育てグループ、支援団体のネットワークづくりと、
そのネットワークを「ワーク」させるための会議の場。
ネットワークをつくれば、物事がうまくいくのではなく、
つくったネットワークを使って、何をするか共有できないと
「ネットワーキング」はできない。
世田谷は人口80万人。
5地域にわかれて行政も動いています。
今までは年に数回(最低1回)、全体で集まって、テーブルごとに「地域別懇談会」
を開催してきていましたが、今年は、地域まで出向いていって、各地域ごとに
数回実施することになりました。
中間支援組織(インフラ組織)としてのNPOである私たちのいわば
本来事業が、これらの活動です。
ぶりっじの運営や、他の事業がみえることが多いのだけれど、
一番やりべきミッションはじつはこのあたりなのだよなあ・・・
そして、こういった「ネットワーキング」は、行政にあまり評価されない。
いや、
訂正。
認めてはくれる。それこそがNPOの存在意義であり、行政にできないことだから。
だけど、そこに”予算”がつかないのよねーーーーー
でも、それって大事だよねってことは私たちもよくわかっているし、
地域に出向いていくことも大切だってことはわかっているし、
ここ一年はぶりっじの運営で忙しくて、なかなか手が回ってなかった
ところでもあるので、5地域複数回開催するだけでものすごいたいへんですが
今年はていねいにやっています。
12月に1回目を開催。
そして今回2回目。
現場を持って日々忙しくしていたり、
子育てしながら活動している当事者グループなんかは、
こどもたちとのくらしのリズムがあるのでなかなか集まりにくいのだけど
(幼稚園バスのお迎え時間と会議がぶつかってしまってた)
今回は、よく知る子育てサロンから2名来てくれましたー
こなめの会さん、ありがとう!
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これはさかのぼって書いているので、実際いまこれを書いているのは
1月26日で、今日の午後は、杉並区で「コミュニティビジネス」について
パネリストとしてはお話をしてきました。
私たちは、そんな風に講演に呼ばれることも多いし、
事例紹介でとりあげられることも多い団体である意味全国区。
だけど、私たちだけが力があるのではないのです。
私たちは、伝えていく役割を担っているだけであり、
みんなの思いを紡いでいく旗振り役なだけなのだ。
地域には、小さくても大切に大切に活動を重ねている、こなめの会の
ようなサロンがあって、高齢者グループと上手に活動をしたり、
サロンにとどまらないで、親子体操のサークルも始めたり、
私たちよりも、よっぽど足元をみて、知に足をつけた活動をしているなあと
しみじみ思ったりしました。
まあ、私たちは「中間支援組織」であるので、担う役割が違うのですが、
こうやってこつこつと、すくすくと育っている人たちをみていると
私たちばかりでどうこうしようと思うな、と、本当にそう思います。
それぞれがやるべきことを、やるのだ。