2017/11/28(火)16:15
懐かしの「ナイト童話集」より「浦島太郎」短縮版
浦島太郎が竜宮城から帰ると・・・滞在はわずか3日のはずなのに、故郷の景色はまるで変っていた。
どうやら既に300年も経っていたようで、浦島太郎の家は跡形もなく、そこには近代的な住宅が建っていたのだ。
それでも、浦島太郎は行く宛てもないまま・・・ぐるぐるとその住宅の周りを回るだけであった。
「おい・・・さっきから変な男が・・・どう変って・・・見ろよ!着物に腰ミノをまいて釣竿を肩にしたちょん髷姿の男をよ!」
そうだろう…姿かたちがすっかり今風の男からしてみたら・・・浦島太郎は「変な男」だったのである。
「おい、あいつまだこの辺をうろうろしているぜ!・・・なんか盗まれないように気をつけろよ!…戸締りもしっかり・・・あ、そうだ、裏の戸締りはしっかりしたか?・・・え?いや裏の戸締りだよ!・・・しっかり裏閉まったろう?」
「浦島太郎」のこれから・・・いったいどうなるのであろうか?