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九州地方では地震に続いて大雨による被害が出ているようです。
地元の消防団も仕事にならない一週間だったことでしょう。 これ以上被害が大きくならない事を祈っています。 梅雨も中盤を迎え、蜜蜂の分蜂シーズンもすっかり終わってしまいました。 今年のシーズンを振り返っておこうと思います。 毎年、この時期には蜜蜂群の予約を頂いた60名前後の皆様に 手渡し終了となるころである。 しかし、今年は巣別れどころか、蜂場の蜜蜂群がどんどん消滅していく。 巷で流行のウィルス性の病がとうとう奈良県の山間部まで蔓延しだしたのだ。 蜂児を次々に運び出し、やがて消滅に至る。 自然巣も病に侵されているようで、待ち箱に分蜂群が ほとんど飛び込んでこない。┐(-_- )┌ 今が盛りのクロガネモチの花にも、日本蜜蜂がやってこない事を考えると かなり深刻である。 12月から4月までに果樹農家に貸し出しした群れは、 17群全滅というありさま。(><;) 販売の方はトータルで4群捕獲し販売を行ったが、今年に限り2か月間の 保証を行った。その結果、2群を返品することとなった。 予約されたお客様には大変申し訳なく、今年からの養蜂家デビューの 期待を裏切る結果となった事をお詫び申し上げます。 NPO法人日本蜜蜂大学のネットワークを駆使して、全国の養蜂家から 蜜蜂群を購入の上、予約者に転売することも出来るのであるが、 ウィルスが蔓延している地方へ販売しても、お客様の悲しい結末が 予想され、道徳上もそのような行為でボランティア活動資金を得る事は 間違いであると理事全員の意見。 今年は、自然巣を含め日本蜜蜂の動向を見守りたい。 傾向を集計すると、蜂場で1群しか飼育していない方の被害が少なく、 2群以上で飼育している方の被害が大きい。 私の蜂場も1群飼育の場所は非常に元気よく活発である。 点検や掃除の際に、その群れ専用の手袋を使用していたため、 他群との完全隔離が功を奏した形となったのである。 感染して消滅した巣箱及び感染が疑われる群れを完全処分を 行った。 胸が張り裂かれる思いであったが、これも健全な子孫を残す為と NPO法人日本蜜蜂大学のブランドと誇りの為、仕方のない事と 心に言い聞かせた。 来年度はウィルスの終息を祈るばかりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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