韓国のお笑い番組
韓国から日本に帰ってきて1週間がたとうとしている。滞在中ぐちゃぐちゃになってしまった実家の2階の部屋を掃除したり、転入届を出したり、テレビを見たりと何かと忙しい。そう、日本のテレビを見ていて何だか物足りなさを感じる。韓国にいる頃は、韓国の番組に対して「ドラマはみんな昼ドラや!」「なんやその服は、スタイリスト呼んで来い」とか、「何でどのミュージックビデオも、出演者が交通事故で死ぬねん!」とか文句ばっかり言っていたのだが。私はもともと韓流にはまっていたわけではないので、今は別に韓国のドラマを見ようとか、韓国の音楽を聞こうとかいう気持ちにはならない。きっと日本でみるのと韓国で見るのでは何かが違うと思う。辛い食べ物よろしく、韓国のスモールc文化の強烈な印象だけは体に残ってしまって忘れられない。韓国にいると、その強い印象は、なぜだか倍増されて退屈するという事がなかった。ラージCの方は、パンソリを聞いた位であまり印象にない。韓国ではすでに忘れ去られた韓国の芸能人にはまっている日本のアジュンマ達も、やはり今の韓国文化を韓国で感じてほしいなと思う。韓国のカルチャーはキッチュで、80年代の日本みたいな変なパワーがあって印象的だった。外国文化に対する政治の転換から急すぎる文化の流入が始まり、一気にいろいろなモノをとり込み過ぎて内部で爆発しているという感じ。韓流POPSはバラードばっかりだった。韓国で大して売れなかったKが、今日本でいい線いっているのは、ボーカルに関しては実力のある人が多いと言う事か?とてもエネルギーがある。今日本のPOPSを聞いてもなんだか物足りなく感じる。お笑いはコテコテでシンプル、子供にも楽しめる内容。コントが人気。デビューの頃のネプチューンのホリケン的意味不明の奇声をあげる芸人達がいっぱいいる。いや間寛平の方が近いかな。彼らのオーバーすぎる顔芸、体芸が印象的だった。毎回、同じネタで、笑うところも同じ。客は安心して大笑いできる。まるで吉本。これから暫くは、木曜日になると、ああ「ウッチャッサ」(韓国で人気のお笑い番組)が見たいと思うのかな。今なぜか人気のアンガールズを見ながら思うのだ。