なぜ焼肉(牛)ではなくてサムギョプサル(豚)なのか
日本から友人が来たので、会う事にした。午後の授業を休んでソウルに行く。月末だし、学生には成果テストを受けてもらう。1泊して明日帰る予定にした。友人はワーホリ時代からの友人で、実はフラットメイトだった。彼女の友人も一緒に来る。3日間ほとんど買物にあけくれるという完全目的型旅人は、東大門で夕方会った頃にはもうヘトヘトだった。に、日本のOLって…う、うらやましい…。彼女達は韓国でブームのサークルレンズや美脚ジーンズを買い込んでいた。う~ん情報通!。サークルレンズは、前にも書いたが目の黒目が大きく見える、とても目に悪いコンタクトレンズ。学生もよくこれを使っていて、授業中「目が痛い」と大騒ぎした態度の悪い学生を教室の外に追い出した事がある。美脚ジーンズは、ウォッシュ部分が極端でしわ加工も極端で、脚が細長く見える?というもの。しかしこれ洗濯するとすぐに破れるのだ。それも味だから、まあいいか。私も1本買った。ホテルの近くによさそうな店があった。ここでサムギョプサルを食べる。日本から来た友人に、韓国では焼肉は、牛より豚の方が一般的でおいしいという事を知ってほしかった。ソウルには日本人目当てのカルビの店が多い。なんで日本で牛の焼肉文化が定着したのかというと、在日の人たちのアイデアなのだそうだ。戦後安い肉を、どうにか美味しく食べるために漬けダレに漬けこんで焼いたのが始まりらしい。だから日本では牛の焼肉が定着した。学生とご飯に行っても、サムギョプサル(豚の焼肉)を食べる事が多い。チシャ菜やごまの葉に焼いた肉を乗せ、サムジャンを漬けて巻く。葉っぱはおかわり自由。付け合せのおかずも多くて大満足。安くて量も多いので、大人数で食べるのにいい。基礎クラスの高校生達を5人おごって、ドリンクも飲んで、24000W(2400円)位だった。やっぱり牛が食べたいという心情が日本人としてはあるんだけど、韓国旅行はもう3回目とかの人は是非ためしてほしい。