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月の卵1030

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August 16, 2019
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カテゴリ:モンゴル
満点の星空を見上げ、寝た翌朝。
皆、ガイドに時間厳守を言い渡されていたのに。出発の8時に準備出来たのは我らだけ。

昨夜、リーダーだと言っていた将軍は仕事の為6時にはもう運転手と出発したんだという。そのための運転手だったか。
リーダー不在の時のサブリーダーはと言うと、昨夜、いや今朝まで将軍と呑んで酔い潰されたバアスカのお父さんに成る。しかし、なんとバアスカ、ステーションワゴンの後部座席と荷物室をベットにセットしているじゃ無いか。お父さんはそこで寝ながら行くんだとか。
あっという間にこれで副官もいなくなった。
誰がリーダーだ。

テムジンのもう1人のお父さん?
言ってることとやってることが違いすぎやしない?
結局キャンプを出発したのは10時。

ヨリーンアムは昨夜の峡谷と違った谷に入った。駐車場から4kmの片道ハイキングと言われたが、馬も、ラクダも有った。

バアスカは姪を可愛がる優しい子だ。

その前にトイレ。穴を掘った木組みのトイレと形は水洗トイレで有料のトイレとどっちが良いか。
勿論躊躇せず有料の方を選ぶ。

固辞するウサギにテムジンが馬を引くからと馬に乗せられた。話をしながら揺られて歩く。突然テムジンが指切りしようと言う。
なんで!
「これから話すけどそれ聞いても次も馬に乗る?」
「良いよ」
「どうして私が馬に乗らないか。馬は人間乗せて可愛そう。それに帰りも疲れているのに人間乗せなきゃいけないから」
ぐうの音も出ない。しかし、指切りさせられてるから降りられない。

終点は細い崖に通路になって水が流れていた。家族たちみんな頭を水に付けている。それをすると英気がみなぎるんだそうだ。

帰り、馬に揺られるとトイレに行きたくなりそうなので、歩いて帰るとテムジンに告げたら、彼は自分で馬に乗って帰って行った。
あれれ、馬がかわいそうなんじゃ無いんだっけ。


後で文句言ったら、帰りは馬が自分で行きたい方向に行っただけだから、無理に連れて行ったわけではないからかわいそうじゃないんだなどと言う。

ふ〜ん。

モンゴルの子は首都の子でも小さい頃から親の故郷で馬に乗っているから、上手に馬に乗れる。

その後、化石博物館に寄って、ダルンザドガドの街のレストランで昼食。
その日は予定に無かったホテル泊。









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Last updated  August 16, 2019 09:05:45 PM
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