日本語で話そう

2024/06/29(土)11:04

本を選ぶ

忙しい1日だった。 まず9時にホテルにテムジンが迎えに来てくれた。その車でちょっと離れた場所にある本屋に向かう。街中の本屋は前回結構回ったが、そこは初めての本屋だった。子供の本が充実していた。 ご隠居が2歳から5歳向けの、テムジンが6歳から8歳ぐらい、ウサギがそれ以上の歳の本をそれぞれ10冊ずつ選ぶ。 ちょっと前に大使館経由でJICAの人に情報もらったリストから「子供センター」という名前の孤児院を選んで以前モンゴル文字で優勝した賞金が今頃出たので寄付をした。 モンゴルに来たら訪れて欲しいと言われていたので、訪問することにした。その時日本から持って来たお菓子と何冊かの本と合わせて40冊ほど寄付をしようと思ったのである。 会計前に3人でそれぞれ選んだ本をチェックする。私は日本の物語をモンゴル語に訳したものを何冊か見つけていた。センターの子が日本という国に興味を持ってくれると良いなと思う。テムジンはやっぱり男の子だからの冒険ものを選んでいた。 外はものすごい雨で駐車場は水浸し。歩行者用に橋の様に門からスノコが敷いてあった。 モンゴルは側溝が無いから雨が降ると街中が洪水になる。 ホテルに帰ってからテムジンに送って貰ってフスレンの家に行った。昼食の招待。フスレンはテムジンの従兄弟で最初にテムジンが連れて来て我が家に泊まって行った子。ホームステイ受け入れはテムジンを最後に辞めたが、その家族やリピーターは受け入れている。彼は日本の東北大学病院で顎の手術をしてその後何度か日本の病院で術後のチェックをする為に来日している。彼はもともと日本にモンゴル人のホストファミリーが居たが、聞けばお金を払っているのに食事も出ない、エアコンも使えないかなりの劣悪な環境らしいので、見かねて日本に来た時はうちに来るように勧めた。 そのお礼にデザイナーのお母さんが私にデールを作ってくれたり、今回のように食事に招待してくれたので有る。 精一杯の感謝の気持ちだろう。モンゴル料理全てが出たと思われるほど実演しながら作って振る舞ってくれた。 そしてなんと、食事をしながら外を見ると雪が降って来たのである。6月下旬の雪。 ここまでが1日の半分の予定。 なにしろモンゴル昼も夜も大渋滞。30分で行かれるところを2時間掛かる。 その後もう2件の訪問先が有った。 続く。

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