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2006年10月17日
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小泉政権で脇役だった公明党が「安倍・池田会談&安倍訪中」をきっかけに政界のキャスティングボードを握る主役に浮上してきた。もともと小泉は国民の支持を頼りにしていたため当初、仇敵の旧橋本派と仲が良かった公明党を切り捨てることを考えていたくらいで、靖国参拝に反対した公明党の意見は一貫して無視してきた。創価学会内部では平和や親中国の公明党の考えと合わない小泉政権と決別する意見も強かったが、公明党は政権から離れる勇気までは持ち合わせていなかった。

ところが小沢民主と安倍自民の登場で潮目が変わった。大政治家小沢は参議院選挙に的を絞り郵政造反組、社民党や連合との共同戦線に動き、自民を過半数割れに追い込むことに全力を挙げている。国民の目からは無節操に見えるこのような小沢戦略は、政界再編に向けての第一歩なのであろう。

恐らく小沢は参議院選挙で与党を過半数割れに追い込めば政界再編が起こり、次の衆議院選挙は新たな理念を掲げた新たな2大政党(新保守主義VS保守本流)による戦いと読んでいるのかもしれない。ではどのような再編が起こるのか。安倍自民は「自分と同じ考えを持つ人は自民党に入ってもらう」と言っているように安倍と考えの近い郵政造反組みの取り込みと民主党の前原・野田など反小沢&タカ派の取り込みに入るであろう。

一方小沢は4月の「小沢・池田会談」を契機に、民主党の政策に近い公明党を自民党から引き剥がしたり国民新党の取り込みなどを画策している。もし政界再編で自民、民主が拮抗すれば、まさに公明党がキャスティングボードを握るわけで、今回の「安倍・池田会談」は政界の裏で自民、民主、公明を中心に虚々実々の駆け引きが始まったことを示している。






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最終更新日  2006年10月17日 07時44分43秒
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