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テーマ:詩歌(48)
カテゴリ:詩歌
豊長みのる会長 ごあいさつ
生きとし生けるものの夢の断片を求めて 当協会発足の動機はミッションにある。 即ち、純粋なる詩精神から起る伝達であって、その活性化を実現させるため、詩・短歌・俳句・そして先日随筆部門の門戸も開くことが決定した。それに加えて、私としてはできるだけスマートに評論部門もこれに加えたいと念じている。 当協会の最高幹部はみな錚々たる作家の集団であるのは今更言う迄もないが、どの人もこの人も、そのお人柄のすばらしさは一人一人の個性を超えて当協会の誇りとするところである。 つまり、私たちの協会は過去に例を見ない新しいスタイルの文芸集団であるため、世界に最も微妙な作品の明暗色調を潜めたる日本語の美しさを誇りに、それに、おのおのが磨きをかけたいと励まし合っている。 政治・経済・教育の貧困の昨今、協会の作者それぞれが、個性の美意識のなか、子を産むような内部生命の誕生に心魂を傾けているのが現状といえるであろう。 一に研究会、二に講座の開設、三に後援やシンポジュームなど、活気溢れる集会を開きたいものと念じてやまない。 更に、日本詩歌句大賞、並びに詩歌句協会賞を充実させて、力量ある中堅・新鋭を世に送り出したいと考えている。 感動や認識に生命を与える力こそが、真の文芸であることを認ずるとき、そこには”生きようとする精神”が輝いていなければならない。 私たちは、日本民族の良心のなかに初志を貫いていきたいと念ずる。 尊い生命の永遠の旅である。 詩は情念の深遠なる宇宙である。 俳句 自分流 倉橋羊村 竹皮を脱ぐそれぞれに自分流 吹つきれし後ろ姿ぞ西行忌 開くより五月雨が鳴る蛇の目傘 光陰 齋藤慎爾 いつの世の障子の外の枯野かな 身一つのわれも光陰露無辺 めつむりて彼岸にかよふ雁渡し 詩 渡辺めぐみ 除夜を待つ 短歌 西川修子 一つ椿 日本詩歌句大賞・日本詩歌句協会賞募集要項発表 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月26日 01時30分58秒
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