虹色のパレット

2007/05/11(金)05:17

495.ニューヨーカーとキーシンの熱い関係 - チューリップの花束

ミーハー日記(29)

493.5・3・07のカーネギーホール - 嵐の前 494.異次元の世界へのご招待-エフゲニー・キーシン 07 カーネギー・ホール・リサイタル 今日は、木曜日。 あれから一週間。 色あせるどころか、 興奮とときめきは 今もそのままこの胸に。 しっとりと深さを増して・・・ キーシンに捧げる チューリップの花束-純愛物語 あの熱気が蘇り、 一瞬のうちに2007年5月3日のカーネギーホールに 背筋がピンと伸びた キーシン独特の爽やかなお辞儀。 舞台席もあるから、 文字通り四方八方へ。 アンコール2曲目。 軽やかに”フライト・オブ・バンブルビー” 3曲目、うおー!! 重圧な”カルメンファンタシー” みーはーはまたぶっ飛んだ!! 4曲目、ショパンのワルツ。 バレーのショピニアーナに出てくるワルツ。 絹のように滑らかに艶やかに。 5曲目、ショパンのワルツ。 初めがちょっと子犬のワルツに似た感じの。 みーはーの曲の説明ってこんなもの。 6曲目、”ブラームスの子守唄” キーシンは言ってます。 今夜はご声援ありがとう。 でも、皆さんもう遅いですよ。 さあ、静かに夢路を辿って・・・ 駄目です。 いくら貴方からのメッセージでも 今夜はそれを聞き入れる訳にはいきません!! 凄いスタンディング・オべーション!! 7曲目、ショパン”子犬のワルツ” キーシン、これで終わりだよ。 観客、疲れてるって事は分かってるけど、 あの世紀のコンサートの後、 常識は通用しない!! 8曲目、ショパンワルツ。 ここまでキーシンサービスしても、 観客は納まらない。 中々出てこないキーシンに 全員で揃った足拍子。 ちょっとふらふらしながら、キーシン。 お辞儀も、首を下げるだけ。 みーはー、キーシン疲れてるんだから、 もう勘弁してあげようよ。 駄目ー!!あの、リサイタル。 カーッと体が熱くなって!!! みんなと一緒に、足拍子,手拍子。 9曲目、ベートーベンの小曲。 ”The Gift of Music”のなかで弾いている。 その情景が目に浮かんで・・・。 みーはーも含めて、観客は、収まるどころか 熱くなる一方。 10曲目、グルックのバイオリンコンチェルトから みーはー大好きな曲。 キーシンとニューヨーカーの冷静で熱い関係。 満足しなかったら礼儀は守るけど冷たいニューヨーカー。 だいぶ前ロンドンで、昨年は日本で アンコール10曲弾いた事はあると聞いているけれど・・・ 観客は、決してアンコールをねだってる訳ではない。 コンサートに対するほとばしる賞賛。 ただただ、感動の、後には引けない、熱い自己表現。 これは駄々ごとではない。 とキーシンも感じたようだ。 キーシンの背筋もピント伸びた。 それじゃあ、お互いぶっ倒れるまでやろうじゃないか!! 11曲目、やはり”The Gift of Music”で弾いている曲。 (後で、ビデオを見て曲名を確かめよう。 何と、音楽知識ゼロのみーはーが特定できる曲ばかり。} キャー、キーシン!!! 娘に電話した。 ”何?お母さん?”暢気な声。 ”シー、今キーシンのコンサートの真っ盛り。黙って聞いてて!” ・・・・・・・・ ”今夜のコンサートは凄かったよ。 もう、11時過ぎ、アンコール11曲目。 音だけでも、この歴史的瞬間に立会いなさい!!” ”凄いねー!!” キーシンと観客との間では、 パッションの赤々と燃えるボールのキャッチボール。 キーシンは、対話する音楽家。 観客のエネルギーを受け取って、応えて。 投げ返して。 延々と・・・。 12曲目、モーツアルト、トルコ行進曲。 みーはー駆け出しの頃は、えらく騒いだものだ。 熟練みーはーになってからは、キーシンの内面を追うのに忙しく、 拍手やブラボーは、手が空いたときだけ・・。 でも、あの日は、知らない間にブラボー叫んでた!! 気が付いたら調子はずれな馬鹿でかいブラボー。 観客の数は、確実に減っているのに、声援の大きさは変わらない。 それらの観客に誠意を持って応えるキーシン。 キャー!!!かっこいい!!!しびれる!!! 13曲目!!! これは、特定できないけど、多分、バッハ。 お互い思いのたけをぶつけ合って、 お互い感謝に満ちた心持で、 お互い満足し合って。 4時間、一音の乱れも、おろそかな音もなく!! この熱狂に静かな幕がやっと下ろされたのだ。 時は、11時47分。 二時間のコンサートに続く延々二時間のアンコールの後。 背筋のぴんと伸びたキーシン流、爽やかなお辞儀。 今日書ききれるかなと思ったけど、 この後がまだあるんだけどね・・・。 燃えよう!! 自然を、日本の美しさを忘れかけた我々に、 優しく語りかける みきちゃんの俳句日記「奥の細道」 草の道無造作に落つ桐の花。 すずかけの街路樹揺らす初夏の風。 by みきちゃん 自然と共に、自然の懐に抱かれて生きるとき、 人間は本当に平安に幸せに生きられるんですね。 みきちゃんの俳句日記覗いて見て頂けたら嬉しいです。 ありがとう御座います。

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