2333. 真夏のベランダ 1-空のキャンバス & 創作物語2
ハリケーンデビ―が通過した後、ベランダに出ると、久し振りの青空。台風と同じで、南の海では新たなハリケーン・エルネストも発生しているが・・・。プエルトリコの辺では猛威を振るているようだ。今の所、今辺には影響ない。その青空とゆったり浮かぶ白い雲を、胸いっぱい吸い込んだ。清々しい空気。秋風のような涼しさ。雲は暢気に悠々と流れ・・・心の底まで透き通る。午後になると、雲ラッシュ。どこからこんなに生まれたのか・・・。まるで空のキャンバス。空と雲と光と影と風に乗る小鳥と太陽の周りの雲は、太陽の吐息。虹の始まり・・・夕暮れになると、雲はまた消え、澄みきった夕空にピンクの飛行機雲。大地に近い辺りはもう夜の雰囲気。でっかい空に、神様は思い切り落書きを楽しんで。心が塞いだら・・・迷ったら・・・空を見よう・・・でっかい空を。138.心のともし火 ― ある晩秋の物語 II (創作)こんなに暗いともし火を抱えて死の淵を彷徨っている人がいます。子どもたちの中にも,大人たちの中にも,年老いた人たちの中にも・・・。地球は暗くなっています。輝くはずの地球が輝けません。相手を負かすこと、相手のともし火を傷つけ弱め奪うことが、自分のともし火を増すことだと勘違いしている人が多すぎます。実は、相手のともし火を奪った分だけ、自分のともし火をも奪われているのです。そして、人のともし火を輝かせた人は、それだけ自分のともし火も輝くのです。生きる目的は、ただ一つ、生れ落ちた時にすでに授かっている、太陽の原石を磨き、心のともし火を明るく灯すことです。一つの太陽の元で、人の数だけの太陽が輝く地球を作ることです。人は、皆弱いのです。脆いのです。孤独に耐えられないのです。だから人と言う字は、 / と \ と書きます。そして、人の間と言います。人が, ////ばかりになると人ではなくなり、交わることもなくばらばらになり、孤独で苦しく辛い日々を送らなければならないのです。。