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RED STONE 増殖☆寄生日記

ホムンクルス


ホムンクルス(Homunculus)






 ホムンクルスとは錬金術師パラケルススが作り出したとされる人工生命体(人造人間)、擬似生命体(シュミラクラ)のことです。ラテン語では『小さな人』を意味し、そのほか胎児、人体模型などといった意味もあります。
その概念の本質は、人間が作り出す、自分の子孫以外の生命体です。






1.産みの親パラケルスス
 パラケルスス(Paracelsus、本名Theophrastus Philippus Aureolus Bombastus Von Hohenheim、1493-1541)。イタリアのフェラーラ大学医学部を卒業し、その後スイスのバーゼル大学医学部教授に就任しました。しかしキリスト教を批判したため追放され、その後完全な生命を生み出すことを目指し錬金術師となり、自らが作り出した生命体を著作の中でホムンクルスと名付けました。
 パラケルススの死後、ホムンクルスの製造に成功したものはいなかったと言われます。

2.錬金術
 錬金術(Alchemy)とは一般の物質を「完全な」物質に変化・精錬しようとする学問もしくは技術のことを指します。
 一般的に知られている錬金術は、物質をより完全な存在に変える賢者の石を創ろうとするものです。この賢者の石を用いれば、鉛などの卑金属を金などの貴金属に変える事ができるとされています。
 さらに金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成することも試みられていました。これにより人体を永遠不滅に変えて不老不死を得る事ができるとされています。またホムンクルスのように、無生物から人間を作ろうとする技術も、一般の物質からより完全な存在に近い魂を備えた人間を作り出すという意味で錬金術の中に含まれます。
 
3.ホムンクルスの製造方法
 フラスコにある種の生きた細胞に、数種類のハーブ、馬糞を入れて密閉し、馬糞が発酵する温度に40日間保ちます。フラスコの中で細胞は腐敗する部分と生動する部分が出現し、この生動する部分は最終的に透明で人間の形をしたものになります。ここで人間の生き血を入れ、さらに約40週間、毎日この生命体に生き血を与えながら馬の胎内と同じ温度で培養します。

4.完成したホムンクルス
 完成したホムンクルスは人間の子供と同じ姿でずっと小さいもの、人間と寸分違わないものから、怪物のような姿をしたものまで、さまざまなものがあると言われています。成長が無秩序なため、成年に達すると巨人になったり小人になったりします。また、あらゆる知識・知恵を身につけて生まれてくると言われています。
 発生と生存の場所であるフラスコなどの容器の外に出したり、生き血を与えるのを止めるとすぐに死んでしまうというのが一般的です。
 






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