2004/04/09(金)23:47
ホメオパシーのレメディー検索
イースターホリデーが始まり、快晴の天候に恵まれ、今日の動物園は沢山の人出でした。我が子たちも、お友達と最後まで動物園の中を走り回って元気に楽しんでいました。
今日はホメオパシーの授業の復習をしました。
ある症例のなかで、大事と考えられる特徴をとりだし、並べてみました。
1)予期不安というのでしょうか(Ailments from anticipation)
2)自信のなさ(Want of confidence)
3)高いところが怖い(Fear of Height)
4)まるで頭にバンドを絞めるような頭痛(Head- Constriction with band)
5)重い頭痛(Head Pain Heaviness)
6)動いたり振ったりして楽になる頭痛(head pain ameliolated by motion)
7)後頭部から始まって前頭部へ伸びる頭痛(head pain occiput, extending to forehead)
さて、以上抜粋しましたが、この7つの情報からそれぞれをSynthesisというRepartoryで検索したら、なんと明らかにGELSENIUMというレメディーが最も高いヒット率を示して出てきました。(点数のつけ方があるのですが、合計14点で7中6回ヒットで、最高点でした)そこで、マテリアメディカにて確認して、この症例にはこのGELsというレメディーと決定できました。
症状を拾うときに大事なポイントは、患者さんの症状を強く示していること、著しく際立った症状で、メンタルなものか、あるいは一般的な症状(Generalといいますがこの区分は以外とわかりにくいです、痛み、発熱、汗、のどの渇き、なども含まれる身体的一般症状のようですが)のなかから、重要と思われるものを取り出すのです。そのほか身体的な特殊の症状も、この場合頭痛の特徴などもあわせます。
この症例にはこのレメディーというのが当てはまりましたが、この症状の組み合わせをもちあわせたレメディーがこれであったといえるのでしょう。でも、他の症状の組み合わせでも、このレメディーをつかうことになることも考えられます。というのはマテリアメディカでこのレメディーを見ると、もっともっと沢山の症状が事細かに記載されているからです。
ホメオパスがどのようにレメディーを選んでいるのか、その一つを勉強しましたが、一見簡単そうですが、たいへん複雑そうでもあります。沢山の症例を勉強するにつけて、だんだんとわかっていくものと期待したいところです。
GELSENIUMは風邪やインフルエンザでもよく使われるレメディーのうちの一つのようです。
温かい湿った天気の時のカタル
のどの痛みがあって、飲み込むと耳にくる。
鼻水で鼻の下がすりむける。
鼻の中がまるで暑い赤い液体が流れるような痛み。
風邪症状がゆっくりと数日かけて出現。
チック様の咳が暖かいとやわらぐ。
体の筋の痛みで、からだが弱って、重い感じ。
背中の筋が震える。
目頭がおもい。
のどの渇きの無い発熱。
頭痛は後頭部痛から前頭部へ。
興奮していて、神経質で、過敏で、なにかの、たとえばテストや嫌なニュースとかで状況がわるくなる。
一人で静かなところを好む。
ざっと特徴を並べてみましたが、なかなか複雑ですねえ。