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NIJIの夢

NIJIの夢

コロンボ

8月3日。
いよいよ観光の最終日。
スタート時点では前泊もあり、長い日程だと思ったが、ここまで来ると短いような・・・。(^^♪
キャンディーから4時間かけてコロンボへ。

途中でトイレ休憩をするのだが、トイレを使うのにもチップが必要なのだ。
老婆がトイレの前に座っていて、人数を数えていた。
「アーユ ボーワン」と挨拶すると、両手を合わせ「アーユ ボーワン」と返し、お辞儀をしながら恥ずかしそうに笑った。
こういう光景はホテルの従業員や、立ち寄ったお店の人たちにも見られた。
「アーユ ボーワン」は人を笑顔にする魔法の言葉。



チップはトイレに限らずホテルのポーターにも必要だ。
これは、イギリスの植民地時代に根付いた習慣らしい。
そして、彼らの生活給となっている事も見逃せない。
全日に亘り、バスからホテルの部屋の前へ、ホテルの部屋の前からバスへと、ツアーメンバーのスーツケースなどの荷物は彼らが持ち運びしたのだ。
この旅では全員が、全行程で必要になるチップ代をガイドに預けておいた。
個人的に払っても良いとガイドは言ったが、そんな面倒な事をする人はいない。

余談だが、最終的に残ったルピーは両替せずに、運転手とガイドさんにチップとして渡す事を、ツアーメンバー全員で決めた。
車内にチップ入れ袋を回して、それぞれ残ったルーピーを袋に入れてゆく。
残っているルピーを吐き出すのだから「誰が幾ら出した」などとは詮索しない。
何となく気持ちの良い別れとなった。(^^)v

それとは別に、この国では「枕銭(まくらせん)」なるものも必要になる。
翌朝、枕元に幾ばくかのお金を置いておくものだ。
ガイドは100ルピーと言ったので、それに従った。
他の部屋のメンバーが支払ったかどうかは分からない。
ただ、「無いからといって、追いかけては来ないだろう」と言ったメンバーもいたので・・・。(^^♪

この道すがらでも露店のフルーツ屋さんへ。
この時は凄かった。
車線の反対側にフルーツ店を見つけた。
すると、この先には無いと判断したのか、車がビュンビュン飛ばす片道2車線で、4車線の道路を何とUターンしたのだ。
彼らの運転の荒っぽさは、この上ない。
前から車が来ているのにクラクションを鳴らしながら平気で追い越しをかけるのだ。
よく事故が起こらないものだ。
日本のドライバーは、スリランカでは運転できない。

店に着くとマンゴーが目に入って来た。(^^)v
日本に持ち帰りたいのだが、傷んでしまう事を理由にガイドは首を横に振った。
食べたければ「またおいで」と言わんばかりだ。(^^♪
マンゴーは、皮の黄色い物よりもグリーン方のが高級で美味しい事を覚えておきましょう。
美味しいフルーツとも此処でお別れだ。



お昼になった。
3日間も続いたお昼のカレー。
激辛カレーを好んで選んだが、今日はやっと中華料理が食べられる。
回る回る円卓料理。(^^♪



昼食後、コロンボ市内に繰り出してみる。
コロンボは、昔は香料や宝石の交易港としてアラブ商人によって開かれた。
ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地支配を経て発展していった港湾である。
長く続いた3ヶ国による植民地支配、これらの悲しい出来事が「インド洋の涙」と称される所以である。

先ずはフォート地区へ。
高級ホテルと政府関係の建物が並ぶ行政エリア。
植民地時代に建てられたコロニアル建築が残り、写真のスーパーマーケット「カルギルス」のように商業施設として活用されている。



政府関係の建物も並んでる。
大使館なのかな?



続いてペター地区へ。
バスターミナル周辺に商店街が広がり、穀物や香辛料、野菜などの店が連なる繁華街である。
前述したフォート地区とは対照的に下町庶民で賑わうエリアである。
写真は、ジャミ・ウル・アルファー・モスクである。



ペター地区は、庶民的な商店やマーケットが並んでいて、人でごった返しています。
まさに、コロンボの下町である。



続いてゴール・フェイス・グリーン地区へ。
フォート地区から海岸線に並行して南へ下るゴール・ロード沿いにある、長さ500mの芝生地帯。
イギリス統治下の1859年につくられ、海に沈むサンセット(日没・夕暮れ時)を眺めるのが絶好の場所だ。
ゴール・フェイス・グリーンは、家族連れから恋人達まで広く憩いの場として賑わうらしい。
数年前に長い内戦が終わり、みなが平和を実感しているような光景だ。
向かって右側はインド洋です。



さぁ、紅茶を買って旅の締めくくりと致しますか。
セイロン紅茶と聞いて、その名前を知らない人はいないでしょう。
というほど世界中で有名な紅茶ですね。
セイロンとは旧スリランカの国名のことで、スリランカ産の紅茶を総称して、そう呼んでいます。
セイロン紅茶はスリランカの代表的お土産ですよね。
NIJIも残ったルピーを全部使い切る為、妻と兄弟姉妹には紅茶を、自分への土産は酒のツマミとして唐辛子味のカシューナッツを買って来た。(^^♪
スリランカは、カシューナッツの産地でもある。
それでも残ったルピーは、前述したチップ袋の中へ。
みなさ~ん、しっかり茶葉を摘んでくださいよ~!



コロンボ空港に到着。
スペースを見つけて、それぞれ買い込んだお土産をスーツケースの中に詰め替える。
ガイドの付き添いは此処までで、出国手続きなどは自分でやる事になる。



国中、何処に行っても道路沿いや空き地に仏像があった。
極めつけは、空港の中にも仏像が。(^^♪
やっぱり、仏教の国なんだねぇ。



最初で最後のビジネスシート。
時間に追われてラウンジを使う事はなかったが、帰りは機内でワインを飲みながら、ゆっくり寝て行こう。
疲れたが、楽しかったよ、スリランカ!
9時間という飛行時間は気になるが、もう1度行ってみたい国の1つになりました。

さ・て・と、例のトラウマ(クアラルンプール空港での迷子事件)で2年間も時間を空けたから、今年中にもう1回ぐらい何処かに行ってみよ~かなぁ?(^^)v

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