ゲイ雑誌薔薇族再び休刊へ
薔薇族が休刊することになった。2004年9月22日、全国紙にも取り上げられた、薔薇族休刊の速報。その後、復刊したが、やはりインターネットの壁は厚かったらしい。このたび11月をもって2度目の休刊をすることになった。休刊にいたった原因として、1、販売部数が伸びなかった。 業界No1誌「バディ」もインターネットに押されているという。2、お耽美系とよばれる薔薇族ファン層の高齢化3、一般流通にのせられなかった苦労 4、広告獲得の苦労 などがあげられる。薔薇族は、ゲイ文化を牽引してきた。この功績はだれも疑わないであろう。「こっそり読む本」として第一に挙げられるのではなかろうか。最終号では、宮台真司先生の興味深い社会学的見地からのゲイ論が掲載されている。記念に購買されることを願う。また薔薇族補修として、読者のみなさまから今後の薔薇族のあり方を聞くフォーラムも開催している。 次回は11月26日(土)PM4:30~ 新宿二丁目コミュニティーセンター akta(アクタ)ぜひ参加してほしい。今回は、あらたなリニューアルのための休刊と捉えてほしい。日刊ゲイ新聞は、薔薇族を全力で支援したいと思う。インターネットにおいて元祖薔薇族を創刊号から読むことができるnaviGAYtor と提携。今後、伊藤編集長が回答する相談コーナーなども設立する予定だ。先輩たちが作り上げてきた薔薇族の理念をわれわれ若い人間たちがしっかりと引継ぎ、インターネットというあたらしい流通に乗せる。そして、いつの日か、次の世代にバトンタッチすることで、伊藤編集長の理念をリレーしていければと願っている。日刊ゲイ新聞は、命をかけて、薔薇族を復活させることを誓う。