映画 ライフオブパイ
映画【Life of pi/トラと漂流した227日】を観てきました!ディズニーチックな善悪の物語なのかと思っていましたが、どちらかといえば哲学チックな冒険小説で、私が好んできた映画とはちょっと違っていました。簡単にあらすじを説明しますと、主人公のPi(パイ)はインドで動物園を営むどちらかといえば裕福な一家の次男坊。家はヒンズー教ですが、子供の頃からカソリックやイスラム教にも興味を持ちスクスクと育っていきますが、カースト制度の強いインドに見切りを付けたお父さんがカナダ移住を決断し、動物園の動物ととともに乗った貨物船で嵐に遭い、両親・お兄さを乗せたまま船は沈没。Piは運よく救命ボードで助かりますが、そのボートには・・という設定です。どこが哲学?と言われれば、哲学の意味をちゃーんと理解していないので上手く説明できませんが、この救命ボードに乗った動物達の弱肉強食のすさまじさを理解しうる感情や、命を繋ぐために釣った魚への感謝とか自然や神に対して敬意を忘れず、パニックになりそうな自分を抑えて理性を保つ姿こそ、自分の身を守る唯一の手段なんだなあと感じました。それにはやっぱり知識を養い、生命への執着が大切なんだなあと。きっと私だったらパニックになって、泣いてわめいて、あっという間に死んでしまうかもしれないですねえ(>