カテゴリ:観劇
6月16日に演劇鑑賞会で観た劇は、俳優座劇場プロデュースの「罠」
![]() <あらすじ> アルプス山脈が一望できるリゾート地、シャモニー郊外。 新妻のエリザベートが旅先の山荘から失踪してしまう。 警察の捜査でも手がかりは無く、憔悴する夫のダニエル。 数日後、近隣の神父がエリザベートを連れ帰るのだが、それは会ったこともない女だった…… 正体不明の神父とエリザベート、混乱する警部…… 追い込まれていくダニエル。 果たして真実は誰が語っているのか!? 劇が始まってすぐに、そのテンポの良さと、スリリングな展開で、目が離せなくなった。 見たことも無い女性なのに、妻だと言い張る女。 誰が嘘をついているのか、誰が本当のことを言っているのかわからない。 「あなたは見破られるか」とキャッチコピーが付けられているけれど、 何が真実かわからず、途中休憩の時も、 「本当の奥さんが、陰で操っているのかも」とか話していた。 舞台は山荘の一室、出演者も6人だけなのに、謎が謎を呼んで、目が離せない。 真実がわかったのは、最後の10分ぐらい。 ああ、そういうことか、と腑に落ちて緊張感が解け爽快感を感じた。 誰が誰に罠を仕掛けているのか探っていたけれど、罠にかかっていたのは見事に観客。 こんな面白い劇を観られるって幸せ。 って、一般の人も観られたら見て欲しいなあと思ったけれど、今回は全国の演劇鑑賞会だけで、一般の人は見られないらしい。私が罠にかかったと書いても、読んでいる人には、訳が分からないだろうから、この下にネタバレ。 白字にしているので、知りたい方はドラッグしてください。 携帯の場合は、画面を長押しして、ココから~ココまでの範囲を選びコピー。メモなどにペーストしてくださいね。 ココから別人の奥さん、胡散臭い神父、どんどん化けの皮が剥がれていくのに、誰も信じてくれない。 本物の奥さんを知っている看護師は買収され、結婚式の証人になってくれた老人は殺された。 哀れに思えた主人公だったけれど、最後の最後に「死んでいるのに妻であるはずがない」 と言う、主人公の夫ダニエルが犯人。 警部も女性も神父もみんな警官で、自白を得るための仕掛けだった。 もう一回始めから観てみたいなあ。 色んな所に伏線が張られていそうだもの。ココまで |
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