実家の売却
去年の5月に義母が亡くなって、6月末に四十九日を済ませてからも、敦賀には何度か行っていた。シルバー人材センターに、庭の植木の剪定や草引きをお願いしたり、屋根の下のとゆが外れて、飛んだら近所に迷惑がかかりそうなので、便利屋さんにお願いして、取ってもらったりした。7.8月、敦賀で4軒の不動産屋に空き家になった実家の見積もりを頼んだ。1軒の不動産屋は、他にも頼んでいるんだったらできないと断られたけれど、3軒からは見積もりをして、資料を送ってくれていた。また行かないとと思っていたけれど、足の調子も悪く、結局そのままになってしまっていた。見積もりしてもらっただけだったので、広告を出していると思っていなかったけれど、最近、敦賀の家を購入したいと言う人があらわれた。固定資産税や火災保険の費用もずっとかかっているし、買い手がある時に売った方がいいだろうということで、火曜日は、不動産屋で更地にする費用や、今後のことなどの話し合いをしてきた。行く前に、税金はどれくらいかかるのかなと国税庁のHPを見ていたら、「居住用財産の譲渡所得の3000万円特別控除の特例」というのを見つけた。条件を見てみると、・義母が居住用として一人で住んでいた(老人ホーム入所もOK)・昭和56年5月31日以前に建てられている・居住用以外に、他人に貸したりしていない・住んでいた人が亡くなってから3年以内と全部各当する。特例を受けられるのかなと、先に税務署に聞きに行った。でも、登記簿上の所有者がすでにダンナの名義になっているのでダメだった。以前にも書いているけれど、33年前に義父が甲状腺癌になり、敦賀の病院から福井県立医大病院に移り、そこから京大でアイソトープという放射線治療を受けるなど、当時の最先端の医療を受けた。余命3ヶ月と言われたけれど、治療のおかげで一時は元気になり、そこから2年生きた。でも、義父が亡くなったあと、義母の経済状態は困窮していた。翌年、固定資産税を払うのが大変だと言うので、法務局に勤めていた親戚が、家の名義を義父から義母にせず、ダンナにするといいと言うので、きょうだいも納得して、うちに固定資産税の請求書が来るようにした。のちに、独居老人世帯の固定資産税減額措置もあって、随分金額が違うなあと思ったこともあった。下水道が引かれた時の費用や、家屋の修理費用など、出すことは多かった。セカンドハウスとみなされるらしいけれど、私たちにそんな意識はなく、ダンナは家が売れたらきょうだいにも、少しは分けたいと言っている。売却による税金は20%と大きい。考慮してくれてもいいのになあ。