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もう20年以上前になるでしょうか、Mさんが突然そういいました。
(Mさんは私と同じ年、私がここに越してすぐになくなりました。) 建築家のご主人設計の、広い芝生、沢山の黄色いスイセンとブルーのパンジーが波打つ長いエントランスがあるお洒落な家に住み、 自分で縫った小花模様のロングワンピース、自分で染めたバレーシューズを身につけ、スタイルがよく、ロングヘヤーの目の大きい色白美人で、 ハンサムな三人の息子さんに囲まれて・・・ 私の目からは妬ましいくらい幸福そのものの暮らしをしているように見えていたMさんが唐突に「子供、産まなければ良かった。」と言い出して、私は驚きですぐには言葉が出ませんでした。 「そうですか?私は子供を産んでよかったです。子供を産んで幸せでした。」と応じると、Mさんは、また「Kさんの所は子供の出来がいいからですよ。それに女の子ばかりだから。男の子は難しいですよ。私は子供産まない方がよかった。子供がいない方が幸せだった。」と。 私は娘たちに「子供を産みなさい。産まされてはいけないけれど。もし結婚できない人を好きになったとしてもその人の子供を産みなさい。」といいました。 「私は子供を産んで大変幸せだった。あなたたちがいたから私は頑張れた。あなたたちのおかげで若い時のように自分の存在意義に悶々としないようになった。」とも重ねました。 それでしょうか、娘たちは3人とも今時としては若くて結婚し、子供(私からすれば孫)がそれぞれ1~3人います。 以前は私の考えは正しかったと思っていました。言ってよかったと思っていました。 でも・・・ 急速な地球環境の悪化や少子化とそれに伴って増大している若い人の社会的負担などを考えると、果たして私の言ったことは正しかったのだろうか、ただ単なる私のエゴではなかったとか思うこの頃です。 誰とも話さず一人で黙々と草抜きなどしているとたまにはこういうことも思います。 ↓以下2枚、コバノズイナ いつの間にか庭のあちこちに白花3本、ピンク花1本、合わせて4本も植えていました。 ↓ウツギ、ストローベリーフィールズ ↓ジャスミナヌステファネンセ(ピンク ジャスムン)探していてようやく巡り合え植えて今年で2年目。 ↓テイカカズラと煉瓦の隙間に生えているバーベナリギタ ↓クレマチス ↓以下3枚、入口方面から写した第3トンネル南面 写っているのは、メイクィーン、ニュードーン、ペレニアルブルー(白の芯の赤紫)、シンデレラなど。 ↓第4トンネル北面 薔薇はイスパハン、群舞(手前)など。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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